個別支援計画を作成する時に
一番間違うところは、
支援目標のところです。
利用者の人が、障害克服するかの如く、
がんばる目標を書く場合と、
利用者の人が、望む生活に
どんな支援を入れていくかを書く場合では、
全く違う目標になります。
誰が何を何に向かってするのか?
なのですが、
特によく間違うので、
再確認をしてください。
この場合、後者が正しいことになるのですが、
なぜか、利用者ががんばることをあげる事業所が
あるのです。
なぜ間違うのでしょうか?
それは、
サービス管理責任者の皆さんが、
このことを学んだ時に、
どう解釈をしたか?なのです。
文章の解釈は、
人それぞれで、
変わりますよね?
例えマニュアル的に書いてあっても、
どう受け止めるかが、
人によって違うのです。
例えば、一休さんのとんち話。
一休さんが渡ろうとした橋に、
「このはしわたるべからず」と書いてあり、
一休は、「この端(はし)渡るべからず」と解釈し
橋の真ん中を堂々と渡ったというお話し。
ここで分かるように、
解釈とは、人次第の所があります。
サービス管理責任者となった人が、
その解釈を間違っているかもしれません。
そうなると、
利用者の人だけが、ただただがんばって、
できないことをできるようにするような目標となり、
職員は、監視しているかの如く、
その人と接することになります。
でも、
解釈が正しければ、
その人にどんな支援が入れば、
目標を達成できるのかという視点での
支援する側の目標が書けます。
サービス管理責任者が、
学んだ時に解釈したことは、
一般職にも伝わり、
間違ったままで
その施設の個別支援計画の
目標となってしまうのです。
まさか、一般職から、
サービス管理責任者に、
「解釈が間違っていますよ」とは
言いにくいでしょうから、
そのまま、それが、
まかり通ってしまっている施設も
多々あるようです。
それに、サービス管理責任者は、
各施設に一人きりの場合もありますので、
あなた自身が、誰かに聞かなければ、
まちがいもわからないことでしょう。
もしかしたら、これで合ってるのかなあと、
不安になっている人もいるかもしれませんね。
それはそうだと思います。
やってはいるけど、
合ってるかどうかはわかりにくいですから。
それに、施設であれば、最低でも1年ごとに、
個別支援計画を作りたいところです。
こういう部分にも、え?そうなの?と、
解釈間違いをしているかもしれません。
もう一度、
教科書とか、
その時に配られた資料を目にしてみましょう。
学んで資格を取った時には
わからなかったことが
再度読むことで
理解できるかもしれません。
利用者の主訴とは?
ニーズとは?
支援者がするべきこととは?
支援によって、
利用者の力を最大限引き出して、
目標達成を目指してください。
そして、
モニタリングで、
私たち支援者がしていることを
評価していただき、
こんなことがしたいから支援してほしいというような、
次の支援計画を作るのです。
個別支援計画の解釈が間違っていないか、
今すぐ、確認していきましょう。
そして、どこかで、
今までの方向性を
変えなければならない施設は、
この1年かけてでも変えるために
職員全員のマニュアルの解釈の
し直しから入ることをお勧めします。
今までやってたかもしれませんが、
まちがいにくづいた時から、
変えるべきです。
間違ってしまったことは、
仕方のないことです。
早い方がより良いと思います。
施設として着手するために、
サービス管理責任者であるあなたから
動き始めましょう!