過去の見方を変えられる自分になろう



人には、
過去があって、
今があって、
未来があります。

その過去には、
様々な経験をしてきて、
その過去の経験によって
未来が作られていると、
私は思っています。

つらい過去があった人もいるでしょうし、
楽しい過去があった人もいるでしょう。

それは、どちらか一方では
ないはずなのですが、
どちらか一方が
強く印象に残っている人もいます。

例えば、
嫌な過去があった場合、
その過去があったから、
私の人生がダメになったと思う人もいますし、
嫌な過去があったからこそ、
今の自分が存在しているのだと思う人もいます。

また、別な角度からお話ししてみましょう。

例えば、同じ犬を見た時に、
可愛い!大好きと思う人もいれば、
大嫌いと思う人もいるのです。

そう考えると、
見方というのは、
人それぞれです。

ですから、
過去の事実は変えられませんが、
過去の見方は変えられると
思っています。

それは、
自分の中だけでの
変更ができると
言うことなのです。

私は、中学校3年生の時に、
知らない人に
殴られたことがあります。

その殴られたという事実は
変わりありませんが、
殴られたことで、
学んだこともあります。

いまでこそ、
ネタにもしてしまっていますが、
あの時は、本当に
失敗したなあと思うのです。

なぜかというと、
私がその人のしていることを、
知らない人なのに批判を
してしまったからです。
しかも大の大人をです。

今でも、
自分は正しいことを言ったとは
思っていますが、
手法が間違っていたようです。

ですから、
その殴られたという事実から、
正論を直球勝負で
言ってはいけないことも
あるなあと学びましたし、
「伝わる」ということを
意識するべきだと
考えるきっかけの一つにも
なったと思います。

中学3年生の私は、
殴られたからといって、
大人が嫌いになったり、
知らない人と話ができなくなったりは
していません。

殴った相手だけが
悪いとも思っていません。

そして、より良い見方に
できたからこそ、
学びだと思えたわけです。

さて、私よりも
とっても大変なことを
経験している人は多くいるはずです。

それを
どういう見方にするのか、
今、そのことで苦痛だとしても、
過去の出来事は変わりませんし、
忘れることもできないかもしれませんが、
そこから変わった見方にすることが出来れば、
もしかしたら気持ちが
今よりは軽くなるかもしれません。

過去ばかりではありません。

例えば、利用者の皆さんのことや
同僚のしていること、
虐待などにも
応用ができるかもしれませんが、
見方を変えることで、
自分が何をするべきかと考えることも
変わってくるかもしれないのです。

この見方を変えるのは、
簡単にはいかないかもしれませんが、
ちょっと苦しいのであれば、
違った見方をしてみようと
思える自分になることでは
ないでしょうか?

より良い、自分の将来を作るためにも、
過去のできごとにこだわらず、
その出来事から
得られるものを
考えるということを
してみませんか?

思考を柔らかくしましょう。

穏やかな気持ちになって、
自分が経験した事実を
自分の未来のために活かそうと
考えてみましょう。

違った見方をできるのか?
そのことを経験したことで、
よいことはなかったのか?

そう考える練習をしていくと、
見方が変えられる自分になります。

その時に、
「無理」
「できっこない」
など、
考えようとすることを
否定することで
自分を縛ってはいけません。

今から新しい未来を
作るためのものですから、
自分の思考が止まるような言葉を
自分に投げかけず、
過去の見方を変えられる自分に
なってみましょう!

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