知的障害がある人の
特別支援学校の先生は、
どんなお気持ちで、
教育をなさっているのでしょうか?
障害がある子供たちの先生になりたくて、
特別支援に配属になった人ばかりではなく、
本当は、
別な学校に行きたかったのだけど、
そこに配属された人もいるようです。
そして、短ければ、
1年という時間の中で、
その子の教育をする担い手となります。
その1年間の中で、
何をするのか?
担当になった1年を
適当に過ごさせる教職員もいます。
他者と関わると、
パニックになることが多いので、
他者と関わらない方法で、
過ごすことに
集中していた学校もあります。
障害があるにもかかわらず、
生徒ご本人に
何か課題があると思い込み、
ご本人に改善を押し付けたり、
親御さんにクレームを
言われたくないからと、
穏便に過ごすことに力を入れ、
1年我慢すれば、
その子がいなくなるという気持ちになり、
何の「特別支援」もせずに、
終わってはいないでしょうか。
課題があるのは、
ご本人や親御さんではなく、
そう考えている教職員だと
思いますけどね。
そんな状態でよいのでしょうか?
その子の大事な成長時期に、
こんなことを支援すれば、
安定するとか、
こういうコミュニケーション方法であれば、
会話ができたとか、
いろいろ、発見などの毎日になるはずなのです。
でも、そうではない現実。
なぜそういう
教職員なんだろうか?
と考えてみました。
結局は、
関わり方を知らないのでしょう。
だから、
どうしたらよいかがわからない、
困っている人の部類に
入るのでしょう。
私でしたら、そう思うことはできます。
でも、生徒さんも親御さんも
あなたに対して、そうは思いません。
うちの子を
厄介者にしている教職員。
何にもできない教職員。
はずれだったね。
そう思うことでしょう。
きっとあなたは、
そう思われても良いから、
この大変な子の担任から外れたい!
と思っているのでしょうね。
いえいえ、
その子が担任から外れても、
あなたが教師でいる限りは、
ついて回ることです。
あなたは、人を育てる仕事を選びました。
その子がどんな子でも、
教育を受ける権利があります。
この子は、手がかかるから教育をしない。
この子は、手がかからないから教育をする。
そうやって、区別をするものではありません。
普通学校に行ったとしても
今やいろいろな子がいますから、
今日である限りついてくることですし、
その子たち、一人ひとりに
合わせた教育をすることは、
教師としての使命だと思います。
ですから、
障害を理由にしたり、
親の日々の関わりを理由にしたりせずに、
現実から逃げずに、
あなたが、その子に必要だと思った教育を
して行くことではありませんか?
1年だけしかないとすれば、
1年だけしかない中で、
できることがあるはずです。
1年しかないから、
無理だろうと
決めつけているのかもしれませんね。
そんなあなたに、
まず、必要なのは
障害がある人と接するスキルです。
特に、やり過ごしたくなるような生徒さんは
どういう人でしょうか?
やり過ごしたくなるような人と関わるスキルを
ぜひ、身につけていただきたいと思うのです。
関わりに後ろ向きに
なっていることよりも、
積極的にスキルを
学ぶ方向に行きませんか?
今やり過ごすことをしている、
困っている課題を
解決する方法ではありません。
これから、長い間、教職員として
働いていくためにも、
持っておいた方が良いスキルです。
一人ひとりを大切にし、
一人ひとりに合わせた教育ができることは、
どんな教育現場に行っても
通用するスキルです。
さあ、学びましょう!
そして、自分を変化させましょう!