自閉症支援:嫌なものを隠すのは解決にならない


嫌なものをなくしていく。
嫌なものを隠す。

削除ということが、
自閉症の人への支援として行われています。

次々と支援者が主流で、ないものとしてしまうことは、
あまりよいとは言えません。

できれば、
共存を目指した支援をしていただきたいと思うのです。

でも、
パニックなどのことが大きくなるからこそ、
隠すという関わり方になってしまうのです。

例えば、きらいな人がいて、
同じ部屋にいることができない場合、
別々な部屋にする。

こういうことができるのであればよいのですが、
嫌いな人がどんどん増えたら、
どうなるのでしょうか?

全てをなくすことはできませんし、
次々増える嫌なものに対処できるわけではありません。

今、隠しているようなものや省いているようなものは、
まだ、そうすることができる範疇だから
やっているのでしょうし、
もし、嫌なことに遭遇してしまったら、
やっぱりパニックにもなってしまい、
障害が軽減されたわけではないのです。

ですから、
嫌なものはあることは変わらないことと、
それを、隠す以外のことで、
その人の困っていることが解決できることを
考えることです。

そして、どんな場所でもできることも重要。

家の中や施設の中でなら隠すことができて、
街中で遭遇したら、パニックになるようでは、
良い支援とは言い難いわけです。

嫌なものがあるということ。
嫌なことは起きるということ。

それを「条件」として、どういう状態が、
ここちよい状態なのかを考えることです。

例えば、ワンプレートの中に
野菜とお肉があっった場合、
お肉も食べられなくなるのであれば、
嫌いな野菜を他の器に移したら、
お肉が食べられる人がいます。

このように、そこに存在しても
共存できるようにしたいですし、
どの場面でもできそうなことにしたいところなのです。

嫌いな理由がわかれば、
共存できる方法があります。

線を引くことで共存できる場合もあります。

時間を区切ることで共存できる場合もあります。

がまんでなく、共存です。
譲歩案とも取れますね。

また、私たち支援者が省くのではなく、
ご本人がそこから逃げるのはありだと思います。

ずっと、隠すのではなく。
あることがわかって、
自ら、場所を移動するとか、
イヤーマフをつけて、
聞こえなくするとか。

そういうイメージです。

私たちも自然とそれをやっています。
共存しながらも、
嫌なものと関わらないようにしています。

自然の中で、
しかもどこでもできるような技に
なっていることでしょう。

やり過ごしたり、
気にかけないように
できればよいのです。

方法はあります。

ポイントは、
何故嫌いなのかの理由をつかんでください。
どういう方法なら納得できるのか?
その方法はどんな場所ででも、
可能な方法なのか?
次々出てくる嫌いなものにも応用がきく方法なのか?

そういう視点ですね。

一生省くのではなく、
その時対処できる方法を考えましょう。

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