知的障害がある人に、
支援をしていて、
彼らは私たちの支援をどう思っているのか?
そして、どう受け止めているのか?
考えたことはありますか?
自分がしている支援の
正解がわからないから不安
という支援者も多いのですが、、
反対に、
支援者本意の「支援という名の関わり」を
している人も、多々見られるのです。
つまり、支援者から入ってくる相談の内容を聞くと、
それは、人権侵害になるだろうと思われる案件が、
あると言うことです。
たとえば、
支援者の話を聞かない、
うそをつく、
わかっているのにやらない、
仕事をしないなど、
知的障害がある彼らの行動そのものを
非常に批判的にとらえる支援者は
多くいます。
批判的にとらえているので、
これを何とかしなければならないと思い、
表面だった彼らの行動を改めさせようと、
必死になり、
でも、うまく行かないので
相談をしてくるというパターンなのです。
中には、虐待になっているものさえあるのです。
この手の相談の時、
利用者の困っているところには目がいかず、
自分の困っていることを
解決したい一心のように
見受けられるのです。
つまり、
自分目線。
自分本位で、
自分がしていることを棚に上げ、
知的障害がある利用者のことは、
あなたの眼中にはない。
ありますよ!とおっしゃる人の
一部の人は、
見ているふりをしているだけではないでしょうか?
それか、見る視点が違う。
虐待など、
うちの施設にはないと、
思って、
ホッとしないでください。
あなた自身が、
利用者を
彼らのニーズをつかまず、
彼らが行動するたびに、
悪者にし、
問題だといい、
こんなにも私は大変な仕事をしていると、
自慢し、
そこに見えている支援者の問題を解決しないのは、
なぜでしょうか?
体罰をしていないだけで、
利用者の皆さんを
精神的においやってないだけで、
あなたは、
あなたがするべき仕事をしていない
ということに気づいていないようです。
知的障害がある彼らが、
あなたに
クレームを言えないからと、
自分のことを
ちゃんとやっている支援者だと
間違った解釈をしてはいけません。
考えることです。
知的障害がある人は、
あなたがしている
「支援と称する接し方」で、
幸せになるのでしょうか?
さて、彼らは、様々なことを
自ら経験する機会が少ない場合があり、
私たち支援者が、
経験をしていただく機会を
あえて作ることも
していくことも必要です。
ということで、
考えてほしいのは、
苦情(クレーム)の表出支援です。
職員を信用するな。
職員に言いたいことがあったら言っていいのだ。
嫌だったら、嫌って言おう。
変わりに言ってあげるよ。
その気持ちは、嫌ってことなんだよ。
大丈夫。
言っていいんだよ。
そう言い続けること(支援)を
はじめて欲しいのです。
彼らが、職員に対して、
何やってるの?
私の嫌いなことをさせないで。
そんな作業は嫌!
もっと自由にさせて!
じっと見ていないで!
人間として接して!
私の人生の主人公にさせて!
そのように言えたのであれば、
虐待や人権侵害、
支援の間違いなども、
もっと表面化していきます。
彼らに、そのスキルを
支援できるのは、
支援者でしか、
ありません。
このようなクレーム表出支援をしているところは、
まだまだ少ない状態です。
先ほどのようなことを言い続けるだけでも、
彼らは変わってきます。
困っていることを、言えることも増えてきます。
私たちが、自分たちだけで、
自分たちの支援の評価をするのではなく、
ぜひ、
彼らの評価をしていただけるように
支援していきましょう!