「ゆとり」はどうやったらできるのでしょうか?
という質問も多いですね。
さて、「ゆとり」とは、
何でしょうか?
辞書によると、
「物事に余裕があり窮屈でないこと」
だそうですが、
「ゆとりがない」とおっしゃっている人は、
なぜ、「ゆとり」がないと思ってしまうのでしょうか?
いくつかの要因がありそうです。
嫌なことをしている
仕事の順番が付けられない
ひとつのことをしていると集中して、他のことをする時間が足りなくなる
上司にあおられる
アクシデントが発生して、やりたかったことが後回しになった
職員の人数が少ない
どれが重要かがわからない
利用者の支援をしていると、事務仕事などが残業となる
こんなことがありませんか?
実際は、時間がないというより、
こういった、自分の本意でないことが続くと、
「ゆとり」がないように思えてしまうのでは
ないでしょうか?
例えば、
どんなに大がかりなプロジェクトでも、
自分のやりたいことがやれて、
自分の意見もとおり、
時間に間に合い、
アクシデントが発生したとしても、
うまく解決ができたなど、
条件が揃った時は、
あなたに「ゆとり」がなかったとは
感じにくいと思います。
ですから、
「ゆとり」とは、
こころが感じる状態で、
実際に、時間にゆとりができた場合には、
たくさん休日をもらい、
休むと言うことでもないのです。
それに、実際は、
時間的余裕ができたとしても、
そこには他の仕事が入り、
こなしていますよね?
ですから、
「ゆとり」ってなんだろう?を
自分に問うことです。
自分にとっての「ゆとり」とは
どんな状態か、
人それぞれ違うので、
こんな状態だったら、
「ゆとり」があると思える
自分を作ることなのではないでしょうか?
私は、今まで、
ゆとりを作りたいという方のために、
一つ一つの仕事にちょっとずつ
時間短縮をして進めることで
時間的余裕ができますよと話していました。
また、利用者の自立を促すことで、
職員の無駄な関わりが減り、
時間的余裕ができるというお話もしてきました。
でも、
「ゆとり」とは、
「時間的余裕」ではないのだろうと
最近思い始め
今日、このブログを書いています。
ですから、以前、同じようなブログを
書いているとしたら、
そこの視点と、
今回の視点は、
変わっていることになります。
「時間的余裕」と「ゆとり」は違うものという観点で、
「ゆとり」をどうやって持てる自分になるか?
そこを少し、解説していきましょう。
先ほども書いた、
いくつかの状態を
簡単にご説明します。
・嫌な仕事をしている
・上司にあおられる
これは、ストレスがかかっている状態かもしれません。
まわりの協力が不可欠です。
自分の強みと、相手の強みが、
マッチすると強力なパワーになります。
同僚とチームでやっていきましょう!
また、上司にも状況の中間報告をしながら、
指示を仰ぎましょう。
・仕事の順番が付けられない
・どれが重要かがわからない
もし、ここでお悩みであれば、
先輩・上司などに相談をしてみましょう。
時間配分や省いてよいものなども、
教えていただけることと、
いざという時に助けてくれる仲間になってくださいます。
・ひとつのことをしていると集中して、
他のことをする時間が足りなくなる
「この仕事は何分やる」と決めてかかるなど、
スケジュールや計画をしてから始めましょう。
・アクシデントが発生して、
やりたかったことが後回しになった
アクシデントは、絶対に発生しますので、
それは最初から、予定に入れておきましょう。
アクシデントがあっても、
できる自分になることです。
毎日の仕事量は、
自分が思っている80%くらいにしておくなど、
イメージを持ってみましょう。
・職員の人数が少ない
これは、「条件」と思うことです。
この中でやれる活動などにしていきましょう。
・利用者の支援をしていると、
事務仕事などが残業となる
残業ありきではなく、
支援と事務作業は同等レベルとして、
労働時間内に終わらせる工夫をしましょう。
今やっている業務量は多すぎるのです。
整理して減らしましょう。
そして、人というのは考え方次第で、
気持ちが変わることがあります。
「忙しい」と思っていると、
いつまでも忙しいです。
「お金がない」と思っていると、
いつまでもお金がない訳です。
人に与えられた条件を
納得できるかできないか、
そして、その与えられたものを
やりくりできるかできないか、
そこで変わってくるようです。
あなたが、
あなたの時間をどれだけ、
「ゆとり」を持ってやるかは、
あなたにとっての
「ゆとり」とは何かを知り、
それを作るために、
自分が何をするか?
という視点も大事なのです。
そして、考えるだけで終わらせず、
自分で、解決の方向に動くことです。
さあ、充実した仕事にしましょう。
そして、自ら「ゆとり」を作ってみませんか?