存在がありすぎる支援者



知的障害がある人の支援者は、
どうも話しかけたり、
そばにいることを
しすぎる傾向にあります。

特に言葉がない人に対しての
話しかけやそばにいることが、
顕著です。

「今日の給食は美味しかったね?」
「○○さーん!」
「あ!何やってるの?」
「楽しいよねー?え?たのしくない?」
「え~?いっしょにいようよー」
などなど、彼らが、考える隙も無いほど、
間髪入れず、次々とです。

もし、あなたのそばに、
誰かが、一日中くっついていたら
どう思いますか?
その人が、ずっと話しかけて来たら、
どんな気持ちですか?

邪魔ですよね?
放っておいてほしいですよね?

その辺りの感情のあるなしを
感じ取ることなく、
支援者は、話しかけ、
そばに居続けるのです。

存在がありすぎて、
どちらが主体なのかわかりません。

ご本人の嫌がりや、
人が常時ついていることへの疲れなど、
支援者自身が感じ取れないでいると、
なんで嫌がっているのか?
何で機嫌が悪いのか?
とも、考えられなくなりますし、
最悪なのは、
何でいうことを聞いてくれないのか?
私がついていないとだめなんだ!
と、支援者本意で考えてしまうことです。

彼らは感情がないわけではなく、
心地よいなぁと感じられる支援者が好きです。

それなのに、お話しができないからと
こちらから続けざまに話しかけ、
また、自分でできることもいろいろあるのに、
何もできない人と定義づけてしまいがちです。

つまり、支援者は一生懸命に、
話しかけたり、
そばにべったりついていることで、
自分は支援をしているつもりになっているのです。

主人公は誰でしょうね?

彼らは、すこし、距離を置くことで、
彼ら本来の姿を見せてくれるのです。
話しかけるのも、減らして時間を置くことで、
彼らの返事を聞くことができるかもしれません。
本来の考えやSOSも出してくれるかもしれません。

彼らから、必要とされる支援者になるのか、
それとも、そばにいるのが嫌だなと思われるのか、
それは、
あなたが、彼らを思いやる方向性を間違わないことです。

彼らを主体として考え、
静かな時間も提供しましょう。
ほんのちょっと距離も置きましょう。

もちろん、あなたには支援を
していただきますよ。

少し遠くから見守りという支援。
彼ら本来の姿を、見ていきましょう。

存在がありすぎる支援者から抜け出し、
寄り添う支援者になりましょう!

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