活動グループ職員を固定することでの課題



施設の中は、
いくつものフロアに分かれていたり、
活動する部屋が分かれていたりします。

古くからの施設は、
ワンフロアで50人くらいの
施設もありますが、
最近の施設はだんだんに、
活動の部屋(スペース)を縮小し、
いくつも作る傾向があり、
パーテーションや簡易の壁で、
仕切りをしているところもあります。

ワンフロアで大人数だと、
それぞれの利用者が
他の利用者の動きに反応して、
けんかやパニックなどが多いことや、
それぞれの利用者の皆さんの
心地よい環境のためには、
デメリットが多くあることや
活動のしやすさのために、
小さな部屋になりつつあるのですが、
この、小さな部屋での活動は、
また別なデメリットを
生み出してしまいます。

自分の担当の所が滞りなく、
活動していただくことが
主流になりますので、
隣りの部屋で、
何が起きているかがわからない。

これにより、
隣りの部屋の利用者の支援が
できなくなる事もあります。

さらには、その部屋の職員が休んでも、
補充に行けないという施設もあり、
年度途中で職員が辞めるなどが起きれば、
職員体制上、
厳しい状態の所もあります。

さらに、小集団化して、
グループ内の利用者の異動がないと、
その部屋だけの独自の文化が生まれていて、
他と全く違う運営がなされていることもあり、
施設として課題になる事さえあります。

つまり、活動単位を小さくすれば、
利用者の皆さんには
より心地よくはなるのですが、
それによって、
情報が分断されているということです。

やはり、施設の職員は、
施設で起きている情報は、
できるだけ共有していきたいところです。

また、職員の支援スキルという部分も、
様々な利用者の皆さんに対しての
他の職員の支援も見ながら、
自分自身を振り返ったり、
50人の利用者でしたら、
最高50通りの支援を経験することで、
経験値が上がるわけです。

経験値が上がれば、
やはり職員の質も上がり、
今以上に支援力が高まれば、
そのスキルは、
また利用者の皆さんに還元されるのです。

その機会が失われており、
職員が育たないどころか、
一人ひとりの利用者に対しての
専門職化してしまい、
自分の担当利用者しか、
わからないと言うことにもなりかねません。

しかし、そのことが、
支援の難しい人には、
この職員しかできないというような、
間違った解釈にもなりかねず、
個別の専門職化は、
職員によってはストレスの
原因にもなるようです。

なんとなく不具合があっても、
改善まで考えていないかもしれません。

なぜなら、職員の動きは
こうしかできないだろうと
思い込んでいるからです。

果たしてそうでしょうか?

私は、最終的には、全ての職員が、
どの利用者のことも
わかるようになっていた方が、
より良いと考えています。

緊急事態で、
「ちょっとだけ支援に入ってほしい」
といったところで、
何もできないなどということの方が
おかしいのです。

そして、できるだけ職員の負担感を
均等にしていきたいところです。

様々な職員がいろいろな利用者の人に
関わっている方が、
臨機応変・柔軟な対応ができるのです。

異動の時期などに
専門職化した職員だけで対応できるはずもなく、
不安定な日々となるのは予測されます。

活動場所を主とした支援の専門職化は、
できるだけ避けるべきで、
そのためには、
職員のローテーションをするなど、
できることはあるのです。

できるだけ全体を見ることができる
職員になって頂きたいと思うのです。
わかっているということは、
対応ができますし、
悩みも分かち合えるのです。

そのことは、利用者側から見ても安心感になり、
緊急時の対応も安心して任せられます。

どういった方法が職員の柔軟な動きになるかは、
施設ごとで変わってくるかもしれませんが、
できるだけ活動職員の入れ替えや
他のグループとの交流し、
職員が日々の中で移動してもできる
活動にしていきたいところです。

職員が変わると、
利用者が不安定になるという人がいますが、
逆に固定しすぎているから、
変わったとたんに不安定になるのです。

職員はいつまでもそのグループの
職員ではありません。
施設全体の利用者を
施設全体の職員が
誰でも支援できる体制を
整えるべきだと思います。

施設の持つリスクを減らすためにも工夫をして、
全体職員の中で活動を組み立てていきましょう。

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