支援を求めることは悪くない



知的障害がある人の中には、
まわりから、
その能力が認められず、
過去に、
なまけているんじゃない!
がんばればできる!
などといわれ続けてきた人もいます。

自分ががんばらないから、
できないと思い込み、
人の助けをかりずに、
自分で何とかしなければならないと
思ってしまっている人もいるようです。

さて、では、
「自分でできる」とは、
どんな範囲を示しているのでしょうか?

これは、その人のその時の状態にもよりますが、
障害がある人だけでなく、
全ての人に当てはまることだと思うのです。

例えば、
何キロのものを持てるか?
といった時に、
全ての人が同じではありませんし、
同じ人でも、日によって、
年齢によって、体調によって
変わってきます。

しかも、どんな重さまで持てるのかは、
やってみないとわかりませんし、
ちょっと重いと思っても、
一瞬のがんばりや、
工夫をすることで、
もてることもあると思います。

でも、これは「できない」となれば、
自己申請で、
無理です、
重たい、
できません、
などと、話せば、他の人が変わりに持ってくれたり、
その人と二人で持つことで、
事なきを得る事もあります。

この、
・自分で(工夫して)やってみる
・できないとわかる
・申し出る
・支援を受ける
の流れが、
いとも簡単にできることもあるのに
だいたいのことを、
知的障害がある人は、
がんばることを求められ、
何でできないのと問われることで、
自分は、がんばらなければ、
ダメなんだと思い込み、
必死でやっている人もいるのです。

「重さ」を例にとりましたが、
「自分でできる範囲」とは、
ずっとがんばらないとできないのであれば、
私は支援を求めてよいと思うのです。

例えば、靴を履くことができたとしても、
2時間かかるのであれば、
支援を求めてよいと思います。

書類を書くことができても、
1年たっても書いてないのであれば、
できない部類に入れてはだめですか?

確かにできるのです。
そして、自分でやらなければならないと
思っているのです。
でも、これだけの時間がかかるのであれば、
支援に入ってもらうべきなのです。

時代は動いています。
SOSは言ってよいことを、
ご本人にわかっていただきましょう。

とくに、昔、がんばれといわれてきた人は、
ご自身が、支援を求めることを
拒否していることもあります。
自分は困っていない、
もう一度やってみると。

支援者から積極的に、
お手伝いさせてくださいと
ご本人に申し入れましょう。

そして、少し気を楽に
していただきましょう。

彼らが支援を求めること、
人に手伝ってもらうことは、
悪いことではないと、
言い続けましょう。

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