自立に向かう最強のSOSスキル



自立というと、
働くとか、
一人暮らしとか、
イメージする人もいると思いますが、
自立の形は、それぞれ違います。

この段階まで行ったら自立というより、
小さなスローステップで、
それぞれの人に合わせて
考えたほうがよいのです。

本当はできるけれど、
人を頼っていたことが、
自分からやるようになったら、
自立という場合もあるでしょう。

自分ができないことを
よくわかっていなかったけれど、
この部分って難しいから
誰かに手伝ってもらいたいなと思えたのも
自立だと思うのです。

もちろん、できなかったことを
できるようになったということも
自立ですね。

自立、自立といいますが、
本当にさまざまな形があるのです。

その中で、
最強の自立スキルがあります。
これはぜひとも身につけて欲しいのです。

それは、
SOSを出すことです。

「できません、手伝ってください」
「わかりません、説明してください」

このようなことを人に頼めることが、
どんな時にも役立つ自立の技です。

できることは増やした方が良いとは思いますが、
できないことはできないとわかることも
自立には大事なことです。

そして、それを自分から人に頼めることです。

「手伝ってください」といわなくても、
ジェスチャー等でもよいと思うのです。
SOSが、相手の人にわかればよいのですから。
できればたくさんの人にわかるものが良いですけどね。

本当は子供のころから、
このSOSの出し方は教えて欲しいのです。

子供のころは
できるまでがんばる感じに
させてしまっているかもしれません。
できることできないことの見極めが難しいからですね。

いつかはできるようになるだろうと
支援者が、思いたいのかもしれません。

そのためか、大人になってからも
SOSを出すことが難しく、
言えない人は多くいらっしゃいます。

どこかで、
これは一人では難しいことという
「障害」の部分に入れて、
人に頼むことも
大事なことだという支援者の理解は
してほしいと思うのです。

例えば、
できるのかできないのかわからないような状態の時は、
SOSを言えた際に、
じゃあ、一緒にやってみようか、
など促して、
細分化してできることを増やし、
結果的に、部分ができた体感が
得られるかもしれません。

この部分はできないけど、
この部分はできたね!という
体験にもなります。

SOSが出たから、
全てを支援者がやってしまうと
いうことでもないのです。

誰かを頼り、誰かとする。

誰を頼ったことで、
スモールステップに目がむけられ、
一人でできる部分が見える。

ひとりでやってみるけど、
うまく行かなかったら、
また、人に頼む。

SOSは、
そのような発展性を持ったことにも使えます。

SOSを出すことは、
ご本人の甘えではないと捉えてみませんか?
支援者がきめ細やかに入っていくことの
発端だと思ってください。

ですから、SOSを発信することは、
年齢が若い時期でもやってほしいことです。

それが、大人になってから、
ご近所や、働く場所での
SOSにもつながっていくでしょう。

SOSを言えないことで、
自立度が下がることもありますので、
SOSを言ってはいけないという感覚ではなく、
SOSを言われた支援者が、
どう関わるかと考え、
関わるにしても自立をめざした
関わりとなるようにしましょう。

SOSを言えるように
することも大事だと思います。
このくらいで頼んではよくないかな?と思い、
躊躇する方がよくありません。

細分化してできないところは、支援者がして、
できるところはご本人がする。

できることを確認する。

など、支援の始まりとお思い下さい。

まずはどうやってSOSを発信するのか。

その人なりのSOSの仕方から
支援をしていきましょう!

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