利用者の人といる時は楽しいのに、
この仕事をやめようかなぁと
思われる方がいます。
それは、どうしてでしょうか?
皆さんが、入職前にはわからない、
この仕事の落とし穴があるからです。
たとえば、
あなたが、学校で福祉を学び、
社会福祉士の資格をお持ちだとします。
そこには、支援が必要な人に対しての知識が
ふんだんに盛り込まれているかもしれません。
あなたはそれを学び、
いざ、支援が必要な人に接したとしても、
学んできたことは、
できないような
気になる可能性があります。
それは、支援をするときに、
様々な人と関わる機会があるからです。
ですから、その様々な人との関係性で
悩むことが多く出てくるのです。
あなたが学んできた知識を
活かす時に必要なのは、
それを行う自分というものを
分析することだと思うのです。
分析したうえで、
自分の使い方を知ることです。
自分はこうしていきたい、
自分はこんな強みを持っている。
自分はこういう悩み方をする、
許せないのは、こんなことだ、など、
自分というものをもっと知ってほしいのです。
自分の考えはあるのに、
その考えをうまく出せなかったり、
相手のやり方に巻き込まれたりすると、
自分がぶれていき、
ため息交じりの人間関係となるのです。
また、その自分が、集団の中で、
障害がある様々な人を
支援していくわけですから、
自分というものを持ちつつも、
様々な人の考え方や状況を受け入れられ、
臨機応変に対応できるための
柔らかい思考がほしいところです。
お気づきかもしれませんが、
この二つについては、
学校では教えてくれません。
教科は教えても、
その活かし方までは教えてくれません。
何の学校もだいたい
そうなのではないでしょうか?
そんな中、好きな仕事についたとして、
スキルや知識はあっても、
悩んでしまうことが、
あなたに起きてしまうのです。
では、少し詳しく書いていきましょう。
まずつまづくのは、
人間関係です。
現実的には、
人間関係で悩んでいる人が多く、
人間関係で辞めていく人が多いのです。
逆にいえば、
スキルがなくても資格がなくても、
人間関係をうまく切り抜けられる人のほうが
長続きするのです。
おかしいと思われるかもしれませんが、
それが現実です。
あなたは、
もし、知的障害者支援を
続けていきたいというのであれば、
支援スキルだけを
追い求めていてはだめでしょう。
自分というものを知る時、
私はぶれない自分を作ろうと
お話しさせていただいておりますが、
自分が、そこにいる職員たちと、
関わっていても、
ぶれずにその集団の中で
自分を使って行くことが、
秘訣であることに
気づくときが来るはずです。
そのために必要なことがもう一つ、
先ほども書きましたが、
やわらかな思考です。
状況を考え、
自分を変えることができる人は、
様々な抜け道や、逃げ道も作れます。
これは、「ぶれる」とは違います。
「変えることができる」です。
「ぶれる」は、あなたの考えが、
あっちこっちに
行ってしまっている状態です。
「変える」は、
あなた自身の考え方などは
変わらない状態で、
その方法を変えるということです。
あなた自身の思考が
柔らかければやわらかいほど、
人間関係もうまくいき、
支援という仕事がうまくいくはずです。
セットで持っている人は、
どんどん支援力が上がります。
実は、持ち合わせていなくても
いいのは、支援スキル。
後から利用者に接することで、
覚えていきますから。
残念ながら、その支援スキルだけを
おもちになって職場に入る方が
多いということなのです。
いかがでしょう?
あなたが、できるだけ早い時期に、
ぶれない自分とやわらかな思考を
手に入れることをお勧めします。
もし、ご興味がおありでしたら、
私のブログにもヒントはありますので、
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