複数事業所支援チームにルールを作ろう



さまざまな支援機関で
一人の利用者を支援しているときに、
そのご本人から、
「○○機関の△△さんはがこういった」
とか、
「○○機関の△△さんはやってくれない」
など、
聞くことがあると思います。

利用者のことを一番に思っているあなたは、
そういうことを聞くと、
なんで、ちゃんと支援していないのだ?と
憤慨してみたりしていませんか?

そして、利用者の人から言われたことのみを
鵜呑みにして、
その事業所を信用しなくなることも
ありませんか?

相談支援センター
ヘルパー事業所
金銭管理
福祉事務所障害担当
福祉事務所生活保護担当
日中活動事業所 などなど。

こういった様々な支援者と
関わりがある人は、
今や基本的ですよね?

その中で利用者は、
あっちに行ってこういわれた、
こっちに行ったら、
あーいわれたなど、
あなたに言う可能性があるということです。

その時、
そういうことがあったと
受け取った利用者の気持ちは、
正しいので、
そのまま受け取るとして、
さらに、かならず、
相手に確認をしてほしいと思うのです。

どういう状況で、
そのような話になったのかを確認しないと、
不信感の塊になっていきます。

利用者の人が、相手の所でそのように理解して
言っている理由もありますが、
言った言わないなどの状況があったり、
あなたの見ていない(参加していない)ところで、
行われているので、
両者の言い分を聞くくらいの気持ちで、
確認する気持ちになることです。

さらに言うと、向こうでは、
あなたのことを「○○してくれない」と
いっている可能性もあるのです。
その気持ちも正しい気持ちなのです。
相手に誤解されるのも嫌でしょう?

利用者の聞き間違えもありますし、
あなたが利用者の報告の
解釈の違いもあります。

利用者の人も、その人その人に
違う話をしている場合もあります。

この状態は通常状態です。
利用者の人にとって、
様々な事業所が入り、
情報が多くなったり、
同じことに対して、
支援者によって
違う指示が入ったりする可能性もあり、
混乱をしていることも多くあるのです。

このさまざまな事業所が入った時点で、
その利用者の支援チームとなります。

いろいろな事業所それぞれの事情も
動き方も違うのですが、
利用者の選んだ事業所ですから、
その時からチームとなるのです。

その事業所が、
日常、どんな動きをしているのかが
わからないですし、
その前にその団体さんの
考え方もわからないので、
何だろう?と疑問は、
持ちやすい状態だと思うのです。

でも、そのチームが、
ひとりの利用者を介して、
集まったわけですから、
意思疎通や現状把握が、
バラバラになってはいけません。

ちょっとした行き違いで、
仲たがいをするなど、
もってのほかです。

ですから、この支援チームのルールを
皆さんで決めておきましょう。
連絡報告相談のルートであるとか、
こういう場合は
どうするというルール・約束づくりです。

また、定期的に会議を開くとか、
そういうものもみなさんの意見で
ルール・約束化しておくことです。

そのルール・約束に従って、
動くことで、
利用者の人の一言一言に
反応しすぎないことです。

また、事業所ごとであっても、
相手のできることできないこともありますし、
強みもあります。

チーム力を高めるためには、
様々に離れて支援をしているわけですから、
お互い連絡の取り合いを密にし、
ルール・約束に従って、
同じ情報をできるだけ持つようにし、
また、この事業所に
言ってほしくないという情報であれば、
利用者からの守秘義務も守りつつ、
支援チームがまとまることで、
より良い支援になるように、
していきましょう。

支援の方法は、
よりきめ細やかな支援が入れば入るほど、
複雑になっていきます。
その複雑さで、
支援が滞らないようにしていきましょう。

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