体調の悪さ。
気持ちの落ち込み。
こわさ・・・
その感情。
私たち支援者には、
判断がつきません。
そんなことないでしょ?
まだ、がんばれるでしょ?
うそなんじゃないの?
こんなに暑いんだから、
寒いわけないじゃない?
など、
彼らの感情を押し殺すことを
してしまう。
私たちが、
その瞬間、
同じ感情ではないからです。
人間ですから、
誰の考えも、
お互いに
見えません。
それは、彼らが
障害者でなくてもです。
彼らが私たちと同等だと思えば
言い返してくるかもしれません。
でも、それをしない人も多くいて、
感情を殺して、
私たちに合わせる場合も多いのです。
なぜ、彼らの感情を
否定してはいけないか。
それは、私たちは支援者だからです。
無理といった時に、
無理じゃないでしょ?
という感情ではなく、
無理なんだね、
との理解をするところです。
そこは否定する必要はないのです。
その無理な状態で、
相手が、どう考えていくかや
どうしたいかを
一緒に考えるのが私たちです。
無理なんだね。
じゃあ、今日はやめようね。
と、賛成者に
なることができるのは
私たちです。
無理なのは、わかったよ。
でもやりたいのであれば、
こういう方法もあるよ。
それでも、無理かな?
そこを提案できるのが、
私たちです。
それに、彼らの感情は、
真逆に出ることもあって、
もうがんばれないのに
がんばれると
言ってみることもあります。
そういうときも、
がんばれるって言ってるけど、
やめてもいいんだよ。
またやればいいんじゃない?
も、提案できます。
彼らの感情を、
否定ではないのです。
彼らの感情を共感しつつ、
提案です。
その時、
そう思ったのは事実です。
例えば、今日から毎日、
5時間作業をがんばるよ!
そう思ったのは事実です。
でも、次の日、
作業はやらない!
と思ったのも事実です。
そこの変化には何かあり、
そういう感情になっただけです。
それは否定しないでいいのです。
でも、そう思った理由を探って、
本当はどうしたいのか、
それをするためには
どうするのか、
別なことがしたかったのか、
日を改めればよかったのか、
などなど、
一緒に考えるのが
私たちということです。
相手の感情は見えませんが、
その法則で、
相手の感情の理由を
確かめていくことです。
相手の感情が出たときに、
そう思うんだよね。
と、まずは、思うことです。
そのまま、その人の
言ったとおりに
することもあるでしょう。
提案をすることも
あるでしょう。
でも、否定はしないことです。
感情をうまく表現できないことも
ありますし、
私たちが、その表面的な言葉で、
決めつけないことと、
私たちの常識を当てはめすぎないことです。
支援しましょう。
私たちからは見えない、
その人の感情にも。