新年度の始まりです。
支援者側は、
今日から働く人。
異動になる人。
新しいところに働く場を移した人など、
ドキドキ、緊張。
支援者側だけが、
そういう状態なのではなく、
やはり、利用者の皆さんも、
状況的には同じなのです。
新しい職員?
知らない人、だれ?
担当は誰になるのかな?
作業はどうなるんだろう?
職員よりも情報の取り方が難しいですし、
彼らの方が不安は大きいのです。
初日は、あなたが、
自分のことだらけに
なりがちかもしれませんが、
利用者にとっても初日。
彼らにとって、
昨日と今日の生活は、
なんら変わらないけど、
環境がものすごく変わるわけで、
そんな不安な1日となります。
彼らの生活の変わらなさを
できるだけ、凹凸なく、
昨日レベルに保てるのか。
そんなことを思いつつ、
緩やかに支援をする日であるべきです。
新年度は、私たちの都合です。
新年度だからと、
彼らに我慢をさせることは
避けたいところです。
まず、彼らの不安や変化を
敏感に感じ取り、
それを、両手広げて、
つかみとり、、
安心という支援を
充分にしていくことです。
自分の不安を顔に出さず、
にこっと笑えること。
大事なことです。
今日の安定は、明日につながります。
あなただって、初日から嫌な思いをしたら、
明日は嫌だなぁと思いたくなるでしょう?
そんな気の持ち方は、
彼らも同じです。
自分の不安や仕事の滞りなど、
不安ばかりを考えず、
利用者の不安を拭い取ることを
第一に考えることです。
今日、事業所に行ってよかったと
思っていただけるよう、
支援をしていきましょう。
ちょっと、
口角をあげましょう。
ちょっと、斜め上を見ましょう。
深呼吸をしましょう。
ちょっと元気の良い声を出してみましょう。
でも、あなたが疲れ果ててはなりません。
それは敏感に感じ取りますから。
あなたのできる範囲でよいのです。
行ってらっしゃい!