お母さん、
歩くのが早いよ。
私、必死でついていってるのに、
なんで「早くしなさい」って言うの?
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お父さん、
私が楽しく遊んでいるのに、
なんで、「何やってるんだ?」
って言うの?
遊んでるんだけどなぁ?
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お母さん、
「あなたはもうお姉ちゃんなんだから!」っていうけど、
お姉ちゃんになったら、
どうすればいいのかを言ってほしい。
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お父さん、
何でぶつの?
痛いっていうと、
うるせーって、もっとぶたれる。
CMのフレーズ、言ってるだけなのに。
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お母さん、
それじゃダメ!っていうけど、
じゃあ、どうすればだめじゃないのかなぁ?
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お父さん、電車の中で
「静かにしていなさい」って、
いつも言うよね?
お父さんは、携帯で遊んでるでしょ?
私は足をぶらつかせて遊んでいるの。
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ほんの一例です。
子ども目線で書いてみました。
子供は、大人の
頭の中は見えません。
大人の言葉は難しいし、
大人のしていることは、
なんだか、言ってることと
やってることが
違う感じがしているのだと思います。
大人のしていることが
変だなと思っても、
それに対して、
質問したりできればいいけど、
でも、言えない。
言ったらまた怒られる気もしてしまう。
さて、こんな部分から、
親による児童虐待に
つながる場合があります。
親としては、
一生懸命育てているのだと思います。
教育をしているということです。
でも、教育効果がないと、
さらに、強く出てしまう。
そのあたりが、叩くなどの行為になり、
様々な事件に、
つながっているのかもしれません。
一度強く出てしまうと、
強く出る方が、
効果があるように思えてしまうようです。
すると、児童虐待の域になってしまうのです。
さて、このブログは、
皆さんお分かりの通り、
知的障害や自閉症の皆さんの
支援者のためのブログです。
なぜ書いているかというと、
自閉症のお子さんが
虐待を受けていることが
多くあるからです。
ほんの一例で書いたことは、
一般のお子さんにも通じることですが、
自閉症のお子さんだと思って
もう一度読んでみてください。
見えてくるものがあると思うのです。
自閉症のお子さんは、
運動機能に障害がある場合、
歩くときに
足の出し方がわからなくなる子もいます。
コミュニケーションに障害があります。
私たち大人が、
言っている意味がわからなかったり、
経験していないことを
想像できなかったり、
やろうと思っていることが、
うまく行かなかったり、
否定された時に、
何をすればいいのか、
わからないことがあります。
もしかしたら、
あなたのお子さんが
自閉症だったとしても
あなたには、
今日現在、
見つけられていない場合もあります。
その、「障害」を
大人自身がわからないと、
教育をすることに固執して
育てようとします。
そして、できなければ、
また、その子を叱ることになります。
叱ったのに、理解できない。
なんて育てにくい子なんだ。
そして、
なんとか、理解できるようにしなければ!と、
焦ったりした結果が、
「教育」と称した、
虐待につながることにも
なりかねないのです。
私は、そんなお母さんやお父さんを
責めているつもりは全くありません。
気づかないことですし、
誰も教えてくれなかったことですものね。
そういうことは、子育て中に
たくさんあります。
あなたは、ご自身も辛いような
子育てをなさっているのだと思います。
一生懸命に子育てしようとした結果、
叩いたりしてしまったのであれば、
叩かない子育てや
叱らない子育てが
できることを知ると
子育ての世界が変わるのです。
自閉症のお子さんに、
どんな「障害」があって、
どんな接し方をすれば、
お互い笑顔で、
今以上に楽に毎日を過ごせるのかを
一緒に考えていきたいのです。
あなたが、
今しているその子育てや
教育の方法は、
自分が子どもだったら、
親にしてほしい方法ですか?
もし、してほしくない方法だったら、
変更してみたいと思いませんか?
あなたのお子さんが、
あなたを嫌いにならないように、
楽しく子育てできるヒントを
手に入れたいと思いませんか?
お子さんって、
これくらい大丈夫だろうと思って、
ぶったとしても、相当の衝撃です。
だから、死んでしまうお子さんも多くいます。
もちろん、ぶつだけではなく、
食事や水分を与えないとか、
学校に行かせないとか、
無視をするとか、
そういうものは、
教育や子育ての度が過ぎた状態で、
「虐待」となってしまうのです。
今、変わってみたいと思いませんか?
虐待をしない、辛くない
明るい家庭を取り戻しませんか?
大丈夫です。
今からでも変わることができます。
連絡をください。
お待ちしていますよ。
本当に怒鳴ったり、叩いたりしたくありません。でもどうしたらいいか解りません。本人は何が嫌なのか話せないし、耳が聞こえないので私の言葉は聞こえない。重度の知的障害があり、自閉的発達障害があり、手も不器用で手話の形が作れない。
自分の手をテーブルや壁や床に何度も叩きつける事が多くなり、右手を疲労骨折しました。やめさせようと必死になるほど本人は力を込めて叩き続け、私は大声を上げ、叩いたり押さえ込んだりして『なんでわからないの!』と泣きわめいたりしてます。
子供の訴えが分からなくて辛いです。きっと本人はもっとつらいです。でも解りません。
匿名Hさん、一緒に考えさせていただきますので、直接お話ししませんか?
直接メールをさせていただきましたので、ご覧くださいね!
ああ、今の私みたい。
重度知的の娘の母です。
妹が産まれ、長女の障害児が憎たらしく感じてしまいます。
妊娠中はまったくそんなことおもわなかったのに。
今では一日、一日やり過ごすのに必死で長女に握りしめた拳を振り下ろしたくなるのを押さえています。
そんな自分も辛くて、でも、どこに気持ちを持っていったらよいのかわかりません。