パニックの理由を探る(探偵的視点で)



もしあなたが、探偵だったら、
ことが起きた理由を追求し、
一つの真実を追い求めると思うのです。

推理小説などは、そうやってことが
起きたことを分析していきますよね?

でも、支援職は、
それをしていませんね。

そんなことをふと思ったので、
書いてみます。

たとえば、パニックになった。
その理由を、
言えない自閉症の人もいます。

言葉のない方などは、
まさしく言えませんし、
言葉のある方でも、
なんでパニックになったか、
うまく表現できる人ばかりでは
ありません。

ある方とのお話しの中で、
フラッシュバックがある方への
支援の仕方の
質問をされました。

そこで、私が知っている
フラッシュバックがある方の
事例をお話しし、
どういう支援をしたのかと、
お答えしたのですが、
「もっと知的重度の人で、
言葉がない人なのだが、
どういう支援をすればいいのだろうか?」
と、質問をされたのです。

私が話したのは、
比較的知的軽度の方で、
言葉があり、
「自分はこんなにつらい過去がある。
そして、そのことは、
とっても嫌なことだ」と、
話されている方だったからです。

さて、
「言葉がない人のフラッシュバック」を
想像してみましたが、
自分には想像ができませんでした。

なので、
「どうやって、フラッシュバックって
わかったのですか?」
と、質問してみました。

もう、ここまで来ると、
自分も探偵のような感じ。
つじつまが合わない感じが
したからです。

だれが、過去のことでつらいと、
言ったのか?

ご本人は話せないわけですから。

もうお分かりの通り、
それはご本人からの訴えでは
なかったようです。

ですから、職員の推測で、
フラッシュバックに仕立て上げられた
パニックではないのか?
ということではないかと、また推理!

もちろん、
本当にフラシュバックかも
しれませんよ。

でも、それが確認できていません。

なのに、職員がみんな、
フラッシュバックが
原因だと思っている様子。

信用ある職員や過去からの「言い伝え」で
フラッシュバックということで
決めてしまっていたのでしょうね。

そして、フラッシュバックの
支援方法はわからないから、
どうすることもできない。

という結論。

これはほんの一例です。

ほとんどの支援者は、
このパニックの理由は考えると思います。
でも、理由がわからないことが
多いわけです。
わからないから、
先ほどのフラッシュバックのような理由を
つけてみるわけです。

そのほかにも、

わがまま
気をひきたいだけ
支援者のことが嫌い
信頼関係がない
夢見が悪かった

そういうような理由をつけて、
パニックが起きていることにしていることは
多くあるのです。

何もない所にはパニックは起きません。

何かしら原因があります。
私たちの想像力を
フル回転させることです。
(証拠を探す!)

そして、
真実を追い求めるっていうことです。
(探偵的に!)

追い求めるには、
あなただけではなく、あなたの周りの人と、
その方の何がパニックの原因か、
たくさん仮説を立てることです。
(証言を募る感じで!)

立てた仮説を検証し、
その仮説に対して支援をして、
それでもパニックがなくならなければ、
その仮説は外れです。

その場合は、また別な原因を仮説に立てて、
支援をします。

パニックがなくなるまで、
「仮説~支援」をくりかえすということです。
(つなげていく作業)

さきほどの事例、
「フラッシュバックではないのではないか?」
は、それこそ私の仮説ですけどね。

さあ、探偵好きの諸君!
推理力、想像力をフル回転させて
真実を見抜こうではありませんか!
パニックをなくすために!

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