送迎での危険回避をするための支援



利用者の皆さんの送迎をしている
職員のみなさま、
お疲れ様です。

車の運転ができないと、
職員として採用されない法人さんも
あるくらいですが、
それほど、車での支援が
重要視されています。

この送迎車での支援は、
簡単なようで、
実は簡単ではありません。

車同士の事故や
運転中に、パニックが起きたり、
てんかん発作で倒れる利用者がいたり、
運転に集中していることができない状況で、
一番嫌いな仕事として挙げる方もいらっしゃいます。

送迎に不安はないですか?
アクシデントが発生したとしても、
利用者だけではなく、
運転手も安全に過ごせるように、
したいものですよね?

万が一、利用者のほうだけに気を取られた瞬間に、
大事故にもなりかねず、
命に係わりますから、
充分に注意していきたいものです。

それでも、万が一の時は急ブレーキを
踏まなければならないこともあるでしょう。

まず、そこに載っている人は、
明らかに、障害が重い人のほうが多いと思います。
意思疎通ができなかったり、
自力で通所できない人たち中心に
送迎をしているでしょうから、
自分自身の身の守り方もできにくい人たちです。

車いすのまま乗り込んだり、
ワゴンタイプの車は、
座るとどういう状態かが、
一応はわかると思いますが、
それを意識しているでしょうか?

ぜひ一度、座って体感していただきたいのですが、
頭を支える部分がない場合が多くあります。

頭を支える部分がないと、
急発進急ブレーキの時など、
身体全体が振られるような状態です。

特に車いすの人は、体感を保持できない人もいて、
車いすのままは、乗ることは簡単でも、
走行中は、様々な意味でも非常に危険なのです。

やっぱり運転手席が
一番安全が保たれているのです。
椅子ひとつとっても、
他の席とは、
全然違います。

だから、そういう場合に、
自分の体感としては、
あまり衝撃は受けません。

それだけ、利用者の皆さんが座っている席は、
急発進や急ブレーキに
対応しづらくなっています。

ですから、急発進、急ブレーキは意識して
減らしていただきたいのです。

万が一、急ブレーキを
踏むことがある場合を想定して、
いつもブレーキを踏む時や発進する時など、
この車がどんな動きになるのか、
利用者の人に
口頭で伝えるようにしましょう。

「止まりますよ!」
「発車しますよ!」

このような言葉をかけることを
日頃からして行きましょう。

さらに言うなら、
「右に曲がります」
「左に曲がります」
「車線変更します」
など、
言葉に出すようにすると、
利用者の皆さんの
意識の中に入っていきます。

しかもちょっと手前で
言うようにしましょう。
早口ではなくゆっくり目に言う。
そういう言い方が
自分の運転にも余裕を作ります。

急ブレーキの時だけ言うということではなく、
そういうことを口に出すことに
自分自身が、
慣れていっていただきたいものです。

すると、万が一の急ブレーキの際にも、
口頭で伝えることができるようになります。

安心しきって身を預けている人たちですから、
職員からの一言を添えることで、
いつもと違う動きにも
身体自体が対応ができるように
なっていくわけです。

ついでに申しあげますと、
いつもと違う道を通るだけで、
パニックになる人もいますので、
状況を説明する一言の重要さが
おわかりになると思います。

無言で運転せず、
利用者と意思疎通を図りながら、
安全第一で、
運行していきましょう!

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