障害者虐待:嫌いなものを見せる



異動して行ったその施設で、
ある利用者の行動について、
どうやって支援しようかと話していた時、
相手の職員が言ったのです。

「手に負えないときは、
ちょうちょの絵を見せればいいって
言われたのです」

ある利用者の問題となる行動があった時に、
蝶の絵を見せるようにと、言った職員は、
私と入れ替えで、他施設に行ったのです。

そして、後任の職員が手にしたのは、
机の奥にしまってあった
その絵でした。

その利用者は私たちの近くに
ちょうどいた瞬間で、
蝶の絵を見た瞬間に
作業室から
食堂へとものすごい勢いで走っていきました。

これは、きらいなものだ!
と、思った私は、
話していた職員に、
この絵は捨てようと話しました。

そして、捨てたことをその利用者に話しても、
わかりにくかったようだったので、
遠くにいる利用者から見える位置で、
ゴミ箱と、蝶の絵を持ち、
「捨てるよ!」と、投げ入れました。
それで、その利用者の方は、
ほっとしたようでした。

さて、このような、
嫌いなものを使って、
ご本人に、制裁を加えるようなことを
していたのは、20年位前のことです。

でも、いまだに虐待があるわけですから、
このようなことをしている職員も
いる可能性があります。

利用者の行動を
制限するために、
また、正そうとするために。
嫌いなものを見せたり、
やらせたりすることは
虐待だと思います。

あなたが、嫌いなものは見たくないでしょう?
きらいなことはやりたくないでしょう?

罰として、そういうものを与えられたら、
恐怖です。

もし、嫌いなものを見せるようなことがある場合、
職員はその様子を見て楽しんでいるかもしれません。

それを仲良いからと理由づけしているかもしれません。

あなたの事業所にはないですか?
あなたのご家庭にはないですか?

STOP虐待!
あなたが止められる勇気を持てるよう、
応援しています。
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