ニーズを発信する



「障害者と○○しませんか?」
のようなキャッチフレーズで、
人集めをすることがあると思います。

おもしろいアイデアがあったほうが人は集まります。

「集めたい人」は、
事業所にとっては、いろいろありますが、
なかなか集まらないというお悩みもあるようです。

なかなか集まらない。

その理由は何ですか?
と伺うと、
社会の状況を解説したような言い回しで、
社会にはその資源がなかなかないのであるという結論を
お話ししている団体をお見受けします。

相手のせいですか?
確かにそうだとしても、
集まっている団体さんもありますよね?

どんなに地方にあっても、わざわざ電車代を使って、
その店の評判のものを食べに行く方がいるくらいなので、
私たちが、集めたいと思った人に届かない
こちら側の姿勢があるのではないかと思うのです?

先日、ある集まりで、
こんな話がありました。

家を改築したい。
そのために人手も欲しい。
壁を取り壊したいのだそうです。

そこで、壁を取り壊せる人となると
大工さんということになるのでしょうし、
自分は大工さんじゃないし…と思われてしまえば、
ボランティアとして募集しても集まらないわけです。

別な人から
アイデアが出ました。

ストレス解消したい人集まれってどうですか?

ストレスがあって壁をぶち壊したい!
これなら、人はいそうです。

おもしろいアイデアだと思いませんか?

さらに、土壁作り。

これも、やってみたい!という人が
集まるかもしれません。

こういうふうに、
相手のニーズに合わせた発信をするということで
人が集まってくるのです。

やっぱり、何らかの貢献したのであれば、
何か見返りが欲しいでしょうし、
それが、自分のニーズにあっているなら、
やりたくなるでしょうし、
それで、こちら側の目的が達成できれば、
なお、いいわけです。

WinWin。

「障害者のために」
といいたいのはわかりますが、
何かした結果が最終的に「障害者のため」
になれば、いいと思うのです。

世の中夏休みです。
ボランティアさんを集めたい団体さんは、
彼らのニーズに即した発信を
してみてはいかがでしょうか?