寄り添う



「寄り添う」というキーワードをよく聞きます。
支援には、「寄り添う」ことが、
求められるなぁと思うのです。

寄り添うっていうのは、
主体が、相手にあるということです。

相手が、
どんな人でも、
どんな考え方でも、
どんな行動をする人でも、
その人に寄り添うと決めたあなたがする行為です。

その人の人生、
その人の過去、
その辺りも含めて。

応援団かもしれません。

何が大事か?

その人の人生を大切にするということ。
それは、どういうことなのでしょうか?

その人が、その人にとっての「これ!」を選べるように、
情報を提供すること。
これは、よい情報も悪い情報も、
あなたの好き嫌いではなく。

その人を否定しないこと。
行動ではなく、人そのものを否定してはいけません。
間違ったこともするでしょう。
そのときには、
その人自身を否定してはいけないということです。

その人の周りの人も、受け入れる。
その人が形成された歴史も重要だったという認識をします。
その人にとって嫌だった歴史も。

投げ出さない。
今、関わっているのであれば、
出会ったあなたのするべきことです。
自分が難しく感じたら他の人にバトンタッチ。
あなたが離れたときに、
だれも支援者がいない状態にはしないでください。

その人の時間の流れ方を大切にする。
人生の速度は、ひとりひとり違います。

その人とのやり取りも楽しむあなたでいてください。

黙って、その人の話を聞いてください。
沈黙は大事です。

その人のそばで微笑んでいてください。
安心感はその人に必要な支援です。

たぶん、力を抜いたほうがいいのです。
自分が何とかしなきゃと思う気持ちが大きいほど、
自分目線になりますから、
もしかしたら、寄り添えないかもしれません。

そして、
あなた自身に
ご自身を大切にする気持ちも大事です。

人に寄り添いたい人は、ご自身の
つらさや大変さや頑張りにも
寄り添ってほしいと思います。

深呼吸して、
自分にも応援団。

たまには自分へもごほうび。

人に寄り添うこと。
それは自分にも寄り添うこと。

ゆっくりとした、
音楽でも聞きながら、
このブログをもう一度、
ゆっくり読んでみてください。

彼らに寄り添ってくださる、
あなたに感謝。