決めるための支援



知的障害があると、
自分で決めることが難しいこともあり、
周りにいる支援者が、
その人のために決めるということが
往々にしてあります。

かといって、
この人は決められない人と、
決めつけてはなりません。

彼らにも感情があります。
そして、自立を目指す一人の人です。

ひとりで決められることが、
ひとつひとつ増えてくることを
願った支援をしてほしいのです。

決められない人と思うか、
選択しなければ決められないと思うか、
将来、決められる人になってほしいと思うか・・・などなど、
支援者がどういうふうに支援するべきと思うかによって
彼らの道は変わってきます。

ですから、本来自分で決められる力を持っている人でも、
支援者が、ご本人の支援を怠れば、
彼らはできることもできない人生に
なってしまうということにもなりかねません。

支援者は良かれと思ってやっていても、
大きな人権侵害となることでしょう。

そして、さらに付け加えます。

決めたことが、本当の自分の選択に
なっているのかどうかです。
支援者の顔色を見て、
決めたりしていないか?

また、決める前に本来得るべき情報がきちんと入って、
選ぶことにつながっているのかどうか?

たとえば、支援者サイドに有利な情報ばかり
提供されてはいませんか?
集団性の中で、こういう行動をしてほしいなと思うと
そういう情報が言葉に出やすくなりますからね。

彼らが、本当に本心から選べることが求められるので、
支援者が言っていることにNO!といえることも
大事な要素。

決める。

簡単ではないけど、
決めることで、
自分の人生にも責任を持つことにつながっていきます。

決めるという場面は、
人生の中にものすごく多くありますので、
その時にどんな決め方ができるか、
日常から私たちが、
きめ細やかに支援をしていきたいものです。
その人がその人の人生の主役になることに支援をしましょう。