育てにくい子



「育てにくい子」というフレーズで、
世の中のママたちが、
すごく困っている状態の
SOSが流れてきます。

どうして、育てにくいと思ってしまうのか?
多くは、何かと比べた結果ではないかと思うのです。

人って標準や平均を気にしますでしょ?
例えば、
体重が平均より重いとか軽いとか、
ミルクは何カ月くらいで何㏄飲んでいるとか、
この時期の赤ちゃんは、○○の動きをするとか・・・

その基準に当てはまらないと、
ママたちは不安になってしまうわけで、
比べたものと同じようにいかない子育てが、
「育てにくいなあ」になってしまうのだと思うのです。

そこあるのは、ネット情報や
育児雑誌などによる、
「子育てマニュアル」

そこに書いてあることを
うのみにしてしまうと、
そこから外れているから、
育てにくいのではないかと
勘違いすることもあるのではないかと思うのです。

子育てって、自分がやっていることが
正しいかどうかがわからないので、
ママとして、心配でしょうがないのです。

何が子育ての正解なのかと、
探りすぎていると、自分のお子さんが、
正解じゃなくなってしまいそうな
気になるのではないかと
思うのですよ。

子育ての失敗談とか、
あんまり、雑誌には載ってないかもしれないですしね。

雑誌に載っていることと違うけど、
この育ち方でいいのだ!という
「保障」みたいなのがほしいのでしょうね。

さて、さらに言うと、
障害児のことを書いてある雑誌は、ほぼないです。
一般の場合は、雑誌に書いてあって、
そこから外れることでの不安があります。
でも、障害児の場合は、なにも書いてないからこそ、
何を基準にしたらよいのかがわからず、
不安があるのではないでしょうか?

それは、どちらにしても、
「育てにくい子」という感覚になっていますが、
実は、言葉のマジックでして、
ママ自身が「育て方がわからない」のだと思います。
どんな子であろうと、育て方がわかれば、
育てにくいとはならないはずです。

「育て方がわからない」

この部分には、
「どういうことをしたら、わかるだろうか」と
考えることも必要だと思いますが、
子供って、みんな同じ育ち方はしないということを
大前提にしていただきたいのです。

小さい子もいるし、大きい子もいるのと同じように、
成長が早い子もいれば、ゆっくりの子もいます。

育ち方は、その子その子で違います。
もちろん、専門的な部分は、
ぜひお問い合わせいただきたいですが、
この子は育てにくいんだと結論付けても
解決にはなりません。

「子育てを楽しむ」
そんな言葉もありますね。

何が楽しみになるのだろう?
この育てにくい子の楽しみってどこだろう?

そんなふうに考えると、
見えてくるものがあると思います。

育てにくいのではなくて、
育て方がわからないだけのはずです。

わからないことを聞くことは
恥ずかしいことではありませんよ。
恥ずかしいと思って聞くことができないと、
どんどん育てるのが億劫になっていきます。

育てかたがわかってくれば、
育てる中に楽しみが見つけられるのです。
そして、この子が生まれてきてよかったと
思えると思います。

見つけにくかったら、
ちょっと「育てる」のお手伝いをしますよ!
ぜったいにどの子育てにも楽しみはあります。
あなたがお子さんを
かわいがることができるようになるといいですよね。

「育てにくい」
「育て方がわからない」
「子育てを楽しむ」

そんなキーワードを、
もう一度考えてみませんか?

子育て中のママさんも応援しますよ!