誰のこころにも「差別」があった



障害がある子供が誕生した時、
親御さんは、
いきなり障害者の世界に呼ばれました。

「障害」のことを何も知らない親御さんが、
絶望の中から「障害」という世界でやっていこうと
決心なされたことに感謝をしております。

たぶん、どなたも、
障害がある子だけが生まれることを望んで、
招き入れたわけではないと思うのではないと思うのです。

現実を「受け止めた」が正しいのではないでしょうか?

前に進もうと思ってくださってるのは、
障害があっても、そこにいるのは、
わが子だからですよね?
それは、障害があろうとなかろうと
同じわが子ですから。

なにか、うまくいかないときに、
「障害」のせいにすることはあるかもしれませんが、
「わが子」のせいではありません。
そこを間違ってはいけません。

そして、あなたや配偶者のせいでもありません。
「障害」は社会の中に存在するからです。

もし自分に子供ができるのであれば、
できれば、健康な子が生まれてほしい。
その原点が、ほぼ100%でしょう。
みんなの中に絶対に存在した「差別」意識です。
これは当然だと思うのです。

だから、「差別がよくない」というだけでは、
「差別」なくならないと思うのです。
差別はあるのです。
障害者支援者である私たちの中にも。

そう考えると、すべての「差別」はなくならないにしても、
自分の中の差別は、なくす努力はできる。

そして、「障害」もなくすことができるはずなのです。
それは、社会に存在するからです。

その状態の中で、
社会に存在する「障害」を
1つでも2つでも減らしていくということだと思います。

差別者であった自分という事実は、
認めてみるべきです。
かといって、差別がよいとか、
そういうことではないのです。
過去にあったということを、
認めればいいというだけのことです。

そのうえで、今、
「障害」がある人の支援をしています。
それは、「障害」を減らすためです。
私は、「差別」と「障害」は、
分けて考えてみようかなと思います。

愚かな自分というのを認めて、
だからこそ、障害者支援をしてみるのも
いいと思うのです。

中には、私は差別のこころがあったから
障害者支援なんかできないと
思っている人もいらっしゃるかもしれません。

でも、差別のこころはみんな持っていたのです。
だから、過去については、
こだわらないでください。

それと、支援は分けてみて、
差別を持っていた過去の自分も認めて、
障害者の支援をしてみませんか?

障害者支援者は誰でもできると思います。
一緒に考えてほしいです。
ちょっとお気軽に考えてみましょうよ。
世の中にある「障害」をなくすために。

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