上司に意見を話すときの裏技



職場での人間関係に悩んでいる人が多く、
厚生労働省の調べでも、
離職理由のトップになるのが、
この人間関係。

いくら、障害者支援のスキルを持っていても、
障害者支援に対する熱い思いを持っていても、
上司との関係が悪ければ、
あなたのスキルは活かすことができませんし、
ましてや、障害者支援という仕事さえも
嫌なものと思ってしまったら、
なんともったいないことになるのだろうかと思うのです。

ですから、私は、支援力を裏で支えるものとして、
職場の人間関係を重視しています。

さて、特に上司との関係のお悩みで、
自分の意見を持っていつつも、
どうしても自分の意見を、
言えないという方がいらっしゃいますね?

そういう方は、
反対をされたら嫌だと
思っていますよね?

もちろん、
もう1度は反対された経験が
あるかもしれません。
ですから、なおさら、
ここの時点で
立ち止まっているのかもしれません。

いやな「結果」を
真っ先に浮かぶ方だと、
なかなか、ご自身の意見を
上司にお話しができないようです。

実際は、「だめ」と言われる確率が
高いわけではありません。
もちろん、「OK」と言われるほうが、
多いというわけでもないのです。

だめだと思いがちな方には、
「だめもと」という考えもありますが、
私は「OKだったらラッキー」と思うようにと、
お話ししています。

心がマイナス方向に行く方には、
おすすめなのです。
そして、OK取るには、何がポイントかが、
考えやすくなるからです。

上司は、自分のプライドがある人もいますし、
重箱の隅をつつくように、
汚点をつけて教育しようと
思っている人も多いのは事実なのです。
ですから、あなたが持っていない視点で、
「だめ」と言っている時もあります。
このような上司の視点なら、
あなたが見抜けない視点なので、
仕方ないことです。
 
「そこ、こだわるかー」
というような部分ですが、
あなたの考えそのものは
否定されていないわけですから、
あなたが知らないことを
教えてもらったと解釈しましょう。

さらに、
「何でもいい」という上司もいるのです。

実は、こちらが、ほとんどです。
ほとんどなのに、意見が通らないことがあります。
では、このほとんどの人に、
自分の意見を通すには、何が必要か?

反対や賛成は、メリットを考えますよね?
どちらの意見でも、採用するメリットです。

でも、どちらでもいいと思っている人に、
自分の意見を通すのは、
これが、意外なことに、
タイミングだったり、
するわけですよ。

良い意見でも、
このタイミングを外すと、
上司はカチーンときて、
だめという人もいるのです。

例えば、イライラしているときや、
超忙しい時に言っても無駄。
上司のこころが落ち着いているときのほうが
いいわけです。

ですから、忙しそうな時は、
あとで「お時間ください」と言って、
話があることを示唆!

もっと良いのは、
上司の今のこころの状態がわからないわけですから、
「○○の件でお話がしたいのですが、
お時間いただきたいのですが、
何時ごろなら大丈夫でしょうか?」
などと、先に言ってしまうことです。

気遣われた上司は、
あなたにも気遣いを見せるかもしれません。

それに、上司もこころの準備が必要なんです。
即決できない人が増えていますからね。

あとで、上司の気持ちが落ち着いた、
良い時間にお話しするという作戦です。

そして、もう一つ。
ふたつの意見を持って行くという方法。
「AとBどちらがいいでしょう?
ご意見伺えますか?」みたいな感じ。

上司に選ばせるのは、
上司も自分の意見を決めた気になる。
プライドがあったりする方にはおすすめ!

まあ、こんな風に、
もちろん、これだけではないですけど、
上司を立てつつ、
自分の意見を通すための
「プレゼン」を工夫すると、
今まで通らなかったものが、
すーっと通ったりするので、
なかなか、意見が通らなかった場合が、
自分の意見が悪かったからだと思っているのであれば、
もしかして、あなたが今、必要なのは、
プレゼン能力かもしれないのです!

顔つきとかも大事ですよ。
不安そうな人の意見に賛成するのは、
上司だって不安になりますから、
反対したくなりますよ。
あなたの不安って言葉の端端に出てきますからね。

相手が心地よくなるプレゼンを目指しましょう。
成功すれば、あなたも心地よくなるはずです!

福祉とプレゼンが、
関係あると思っていなかったあなた!
意外にも、面白いことになりますよ!