その行動を止める前に



簡単なこととして起きるのです。

支援者が、彼らの行動を
止める時、
彼らの行動のジャッジをしているのです。

これは良い行動?(←ここも考えず)
いや!
止める!

そのようなイメージです。

放っておくというか、
気にしないというか、
そういうことはできないのでしょうか?

なんでも、関わらなければならないと思い、
心配だからと思われているでしょうけど、
心配することでもないようなことにまで、
心配するという名のおせっかい。

止めようと思った瞬間にも
2パターンあると思います。

ひとつは、本当に止めなければならない時。
命に係わるとか、
犯罪に巻き込まれるとか、
ご本人にとっての不都合を
中心に考えた場合です。

その時は、
止めた後でも
ご本人とお話ができますよね?

止めた理由もお話ができますし、
今後どうしていこうかという確認もできますね。

支援者が間違いであれば、
その確認もできます。

そして、もう一つは、
今の行動のあとの行動を予測したり、
何かが起きてからでは、
支援者自身が困ると思った時。

これは、どういうふうに行動するか?を、
単に支援者が予測しているだけで、
そういう行動になるかどうかも
分からないですね。

支援者が思ったような行動では
ない時もあると思いますけど、
こんな時は、止める前に、
あと、5秒でも待つことができないでしょうか?

5秒といえば、
ほんのちょっとですが、
「何をするのかな?0・1・2・3・4・5」
です。

この5秒で、
あなたのこの後の行動が変わってきます。

即行動しなくても、
彼らには彼らの考えでする権利もあり、
間違う権利もあります。

それを止めるのは、
ほとんどが支援者の都合ではないかと思うくらい、
彼らは疑われ、
ジャッジされているのです。

もちろん5秒は見守りも入ります。

そして、あなたの気持ちを落ち着ける5秒でもあります。

5秒のイメージトレーニングから入ってみましょう。

すぐ止める必要があることなのか、
そうではないことなのか、
そのまま続けていいんじゃない?
見守り支援は、重要だ!

自己選択・自己決定。
自立のための支援。
説明は事前にしておく。などなど、
いろいろ考えてみてください。

そのための5秒という練習です。

5秒を考えると
あなたの接する態度にも変化が現れます。

穏やかに、
相手に接することにもつながるのです。

あなたが、どんな行動をするかで、
彼らの不安やイライラや
なげきにつながらないように。

なんでやるのかなあ。
このあと、どんな行動するのかなあ。

心を穏やかに、
疑うことを少し横に置いて、
彼らと接しましょう。