横のつながりは二人から



障害がある人の現場にいると、
井の中の蛙のような状態になりがちで、
支援には正解がないと思うことも多く、
自分がやっていることが正しいのか
正しくないのかもわかりにくく、
他はどうやっているのだろう?
と思う瞬間は、
支援者なら考えることがあるようです。

横のつながりがほしい

そう願う人は多くいるにもかかわらず、
どうやって横のつながりを持つのかも
わからずに、
願うことだけで終わってしまうようです。

事業所同士でのつながりや
自分の夢を語るつながりがほしい
など、
つながりたいと思うのは、
いろいろなものであり、
型にはまったものでもないのです。

では、どうやってつながりを
持つかと考える時に、
どこから始めたらよいのかが
よくわからないと言うこともあるとは思いますが、
つながること自体をおおごとには
考えない方が良いでしょう。

ここはやはり、
ひとりとひとりから
つながっていくことをお勧めします。

そして、とりあえず一人に声をかけることからです。

もちろん、大イベントを組めば、
人が集まるかもしれませんが、
まずは一人とつながって、
そこにもう一人が加わって行くような、
小さくても確実なつながりを
お勧めします。

SNSでつながったのであれば、
やはり、直接会う方が
もっとつながりが深くなります。

大きな集団で一気に集まると、
気分は盛り上がり、
達成感があるとは思いますが、
結局は、
たくさんの人と、
自己紹介くらいで終わってしまい、
深い話にはなりにくいのと、
運営自体が苦手だと
そのことに翻弄されてしまい、
目的からずれることにもなりがちです。

もちろん、イベント性はあって、
親しくはなります。
きっかけにもなります。

でも、こればかりを続けていても
あなたが求めているような
密度の濃い横のつながりには、
なりにくかもしれません。

じっくりと障害者支援の話を
したいと言うことでしたら、
やはり少人数の方が良いのです。

そして、継続していかなければ、
横のつながりを深めることは
できないと思うのです。

少人数で、
継続的に、
話す事も上っ面ではなく、
相談がしあえるようになったほうが、
良いと思いますが、いかがでしょうか?

段々に人数は増えていきます。
それは口コミ効果です。

口コミで集まった人は、
やはりそういうことに関心がある人ですから、
継続的に関わってくださるでしょうし、
問題を解決するにも
じっくり話ができる仲間を
募っていた方が、話も進みます。

せっかくするのであれば楽しみを持って、
確実な仲間が集まるように
していきたいでしょうか。

焦らずに。
自分にあった一人を見つけてみてください。

誰かがやるまで待っている人も
多く見受けられますが、
自分から動くことをしてみてください。

でも、間違ってはいけないのは
愚痴を言うために集まるのでは
ないと言うことです。

愚痴は、「こんなに大変なのに
がんばっている自分」の
自慢大会です。
人は離れていきます。

これから自分の支援ということを
深めるための横のつながりです。
目的を間違えていかないことです。

同じ目的の人を
まずは探し、
とにかく会って話をする。

そこがきっかけ。

あなたが思っているよりも
横のつながりは簡単です。

一過性の横のつながりではなく、
これからの支援を深めるための横のつながりを
ぜひ、あなたから作っていきましょう!