やる気がある職員のほうがよいのか?



やる気は、必要か?

人が何かをするときに、
やる気がないとダメなのか?

そんなことはありません。

やる気があっても、
例えば、禁酒禁煙。
どこかでくじける人が多いですよね?

やる気があるのに、
明日から!といって、
結局やめられない。

反対に、
やる気がなくて、
仕事を休みたいと思いつつ、
きちんと仕事に行くサラリーマン。

さて、やる気とは、
本当に必要なのかというと、
なくても事が済みそうな気がしませんか?

やる気があっても、禁酒禁煙ができない自分。

やる気がないのに、毎日会社に通える自分。

どこに違いがあるのでしょうか?

これは、システムに入っているかどうかだと
私は考えています。

禁酒禁煙も「やめる」ではなく、
「何かをする」スケジュールにしたら
やめられる確率が高くなりそうですね。
何時から何をするみたいな方が守れるようですね。

たとえば、嫌な仕事でも、
スケジュールに盛り込まれていたり、
行けばお給料がもらえるシステムだったりすると、
やはり行きたくなくても、
行ってしまうのです。

ですから、
やる気がない職員がいたとしても、
システムの中に乗せてみれば、
うまくやれる可能性はあります。

もし、障害者支援が、
やる気中心に人材を求めているとすれば、
もうそういう時代ではないかもしれません。

やる気がなくても
できるシステムに着手するべきなのでしょう。

昔のように、
熱血支援者を今求めても
探す方が大変です。

ですから、やる気があるかないかよりも、
障害者支援をするつもりがあるかどうかの判断で、
雇ってみるのもいいのかもしれません。

まず、人材が充分ではないですよね?
その中で、もし、やる気が感じられないから
雇わなかったということであると、
まさしく。もったいないと思わざるをえません。

逆にやる気があって空回りする職員や、
やる気の方向性が違ってしまう職員よりも、
やる気はないけど、システムにのれる職員がいたのであれば、
そのほうがうまく行くかもしれませんよ。

そして、やる気がなくても、
あなた自身が、システムを作り、
その人の強みを活かせる
職員管理ができたのであれば、
良い支援職員として使えるはずです。

職員採用や職員育成の視点として、
「やる気」はどう捉えていくのか?
本当に必要なのか?

もう一度考えてみましょう。