マスク着用は必要最低限にしたい



1年を見ていくと、時期により、
マスクをつける職員が多くなります。
花粉症、インフルエンザの予防も多いと思います。

それが習慣となり、
予防する必要がないのに
マスクをしている職員もいます。

職場への行き帰りは、してもいいと思うのですが、
事業所の中で、
マスクをし続けるというのは、
立ち止まって考えてみてほしい部分があります。

もちろん、病気になる
可能性があるのであれば別ですが、
まったくだれも、咳き込んでもいない、
誰もその症状にもなっていない、
という職場なのに、
職員だけマスクをしている
異様さをかもしだしている事業所があります。

なぜ、マスクをはずしてほしいか。

それは、あなたの表情がわからなくなるからです。

人と人が接するときに、
表情というのは、
お互いの関係性の一助となるのです。

知的障害の人であれば、
職員の表情がにこやかだったり、
怖い顔をしているな?というのが、
感じ取れるのです。

もちろん、その人に
悪い影響を与える表情もありますが、
そのためでのマスクではないので、
今回は、その事例は省きます。

一般的な支援の状況で、
表情がわかりにくいというのは、
支援の力を減少させます。

もともと、無表情に近い職員であれば、
利用者の皆さんも段々に
その職員の表情は、
こういうものだとわかります。
最初は、とっつきにくいとは思いますけどね。

例えば文字もそうなんです。

おはよう。
おはよう!
おはよう><

など、記号や絵文字がつくと、
表情が変わってきますね。

「おはよう><」と書かれれば、
あれ?どうしたのかな?
と思うこともありますよね?

面談を電話やメールですることは
できるだけ避けるべきなのですが、
その意味も
表情からわかることがあるからです。

人間は言葉だけではなく、
表情が入っているほど、
コミュニケーションが取れるのです。

例えば、笑うにしても、
くすくす笑うより、
大きく口をあけて笑うほうが
楽しそうだと解釈するようなことは、
利用者の皆さんもわかっていることなのです。

そういう意味で、
利用者の皆さんが、
私たち職員の話しの内容を、
よりわかっていただけるようにするために、
マスクは、健康のために必要な時以外は、
外す方向でお考えいただきたいと思います。

あなたのいつもの顔や表情も支援に使えるツールです。
安心感を持っていただけるように、
つけることもあるけど、外すことも意識して、
利用者のみなさんに接しましょう。

なお、食品を扱っているなど、
絶対にすることもあり得ます。

その際には、表情がない分、
伝わりにくくなっていますので、
その点を加味したコミュニケーションに心掛けましょう!