相手が話したいことへの支援



コミュニケーションは、
人と接して、
相手の話したいことが、
わからないとなりません。

相手の言葉を無視して、
自分の言いたいことだけ
言い放っているのであれば、
コミュニケーションにはなりません。

昨日、
「待つことができますか?」
を書きました。

言葉もそうです。

知的障害がある方ですと、
待つことが、
非常に大事な部分です。
言葉が流暢に出てこない方もいますよね。

もちろん、社会経験が少ないことや、
考える部分が狭いことなどもあったり、
もともと、
言葉を持たない方もいますから、
支援者としては、
苦労をする部分かもしれません。

人間って、自分がわからないことは
後回しにしたくなりますでしょ?

だから、相手の考えの表出のさせ方が
わからないと、
時間を取って関わることしなくなってしまい、
どうも、支援者は、
自分の考えを押し付けることに
走りやすくなります。

知的障害がある方が、
考え、
自分の考えをまとめ、
表現する(言葉にする)まで、
時間がかかります。

その時間を、
ないがしろにしたり、
考えるための支援を
怠ったりすると、
余計に、
コミュニケーションが
成り立たなくなります。

相手の考えていることを、
引き出すのはなぜか?

その大前提で、
あなたが工夫をし、
相手の考えを引き出せるようにしたいものです。

そう。
あなたが、表出の支援をするのです。

相手の方が、
考えていることを
表現すること(言葉にすること)
に対しての支援が必要なのです。

ですから、あなた自身が、
工夫をするということです。

どうやったら出しやすくなるかな?
という視点を持って、相手と接してみてください。