自分はできていないと思ってしまう人への支援



精神的に落ち込みやすい知的障害の人が
いらっしゃいますよね?

私が知っている限りでは、
まわりの状況を気にし、
考えていくことがある程度できる人です。

今の自分のできていることに納得いかず、
今以上にもっとやらなければと思うタイプの人です。

脅迫的に自分を追い詰める人もいますね。

まわりの人に、
もっとやれば、もっとできると思われたことで、
自分はもっとできなければならないと
思う人も中にはいらっしゃるようです。

こういう方は、
できているから支援が不要なのではなく、
できているからこそ、支援が必要な方です。

ここまで、できればいいんだよと、
自分の今の状態を
認めてもらえるように
なっていただきたいものです。

他と比べたり、
できないことばかりに目を向けずに、
今できることに目を向けていけるように。

そのできることは、社会の中で役立っていることも
お話ししていくことが重要なこともあります。

スピード出し過ぎて、たくさんやり過ぎて、
疲れ果てている人もいます。

中には、自分の存在価値を
否定している人もいます。

虐待を受けてきた方もいらっしゃいます。

できるからこそ、
「もっと」を望んでいる方たちです。
その人その人に、
かける言葉は違うかもしれませんが、
今の自分でいいのだと思える言葉が必要ですね。
先急ぐことにも
ゆるりと止めていかないとならないかもしれません。

それに、1度だけではなく継続的な
言葉かけが必要ですね。

それでいいんだよ。
みんなちゃんとわかってるよ。
深呼吸してごらん。
迷惑かかってないよ。
無理しているように見えるよ。
みんなでやろう!
などなど。

今の自分の力を
プラス方向で見ることができて、
がんばってるなぁ、自分。
ちょっと力抜こうかなぁ、自分。
と、思っていただけるように、
支援をしましょう。