自分と違う意見との関わり



いつも思っていたほうが良いことは、
絶対に自分と違う意見があるということです。

そして、その人と、
どういう関係性を持とうとして、
あなたがどんな行動をとるかによって、
けんかにもなるし、
なるほどなあと
意気投合することもあるのです。

自分と違う意見を言われて、
気づきをもらうこともあります。

自分と違う意見を持っている人が、
すべてが敵ということでもないですし、
相手に合わせなければならないと
いうことでもありませんし、
相手に合わせないことで、
人間関係がダメになるという
ことでもありません。

となると、
人間関係で悩んでいる人は、
人と意見が違うことが
発端のように見えますが、
実はそうではなく、
自分と違う意見を持つ人と、
どんな関わりをしているかが、
課題なのだと思うのです。

敵がいると思っている人は、
自分から、敵を作る人なんです。

意見が違っていても、
敵にならない人もいます。

そこがコミュニケーションと
言われるゆえんかもしれません。

相手に意見があることを
認めていますか?

なんでそう思ったのか
聞いていますか?

自分と違う意見に、
聴く耳を持っていますか?

そもそも、自分の意見以外は
すべて間違いと思っていませんか?

相手の意見は、あなたの意見と
同等の価値があると知っていますか?

相手にわかるように
あなたの意見を話していますか?

相手の意見に対応するのに、
怒るという方法以外の方法を知っていますか?

何のために主張していますか?

そんなことを自分に質問してみると
よいのではないかと思うのです。

あなたの立場と、
相手の立場と、
さかさまにして考えてみれば、
わかりますよね?

自分だったらこう思われたい。
そんな風に良く思う人であれば、
なおさらのこと。

自分を認めてほしいと思っている人であれば、
なおさらのこと。

あなたが主体だと、
嫌ってしまうかもしれませんけど、
あなたもその人も主体なのです。

だから同等のものとして、
考える。

その時に、
自分のことだけや、
相手のことだけではなく、
その意見の「本当の主体」を考えることです。

その意見は何のために言っているのか?

組織のため?
利用者のため?
家族のため?
など、
何かを想って、
その意見を言っているはずなのです。

その「本当の主体」のために、
同等の意見の中から決めることです。

あなたのほうが正しい場合もありますが、
相手の意見のほうが正しい場合もあります。

自分ばかりが正しいわけではなく、
相手の意見の通りにしたほうが
良いこともあります。

その意見が通ることで、
一番喜ぶ人を思い浮かべることです。

自分のスタンスをもう一度見直しましょう。