サービスとは、どのようにつくられるのか?
なにか、困った方がいて、その困った状況を
誰かが、何とかしていこうと思い、
その人の困っているところに支援をする。
その時にサービスが生まれます。
サービスがないときには、
あなたから自分の困ったことを言えないと、
サービスは、作られません。
サービスは、
自分が何もしなくても、
住民のことをよく知っている
行政が考えるのではないかと
お思いだと思いますが、
福祉は申請主義。
あなたが、こんなサービスが欲しいとか、
SOSを、誰かにいわなければ
最初の1歩は、始まりません。
こういうことはありませんか?
「私がこんなに困っているのに
なんで気付いてくれないの?」ということ。
「専門職なんだから、
言わなくたってわかるでしょ?」ということ。
私たちは、例えあなたと24時間一緒にいたとしても、
あなたが困っていることを
何らかの表現をしていただかなければ、
それもわかりません。
さらによくあるのは、
私たちから見て、困っているだろうと
予測できる方でも、
SOSを発しない方。
それは、困っているというのは、
私たちが判断することではないからです。
困っているよ!を
他のだれかに訴えることができますか?
訴えていただくことで、
私たちはサービスを考えます。
もし、あなたが思っているようなサービスが、
この世の中にないとしても、
だから訴えないと判断なさるのではなく、
SOSを出してください。
例えば、
申請したって、○○に入れないから、
申請しないというケースです。
あの事業所には入れないということを聞いて、
「申請しない!」と決めてしまう事。
いろいろ場合があるでしょうけど、
基本は、あなたがSOSを出す。
そして、サービスが開始するのです。
サービスがなければ、
他のサービスで、
補うかもしれません。
また、新しいサービスを支援者側が作り出すかもしれません。
とにかく、あなたがSOSを出さなければ、
ことは始まりません。
また、あなたが困ってSOSを出したとして、
すぐにサービスが開始できないこともあります。
それは順番があったりするかもしれないからです。
いろいろなことがあるかもしれませんが、
まずは、SOSを出しましょう。
どんなに困っていても、
SOSを言うことだけは、
がんばって一人で始めてください。
役所に言う、
施設に言う、
友達に言う、
なんでもいいです。
そこから始めましょう!