携帯写真の支援現場への活用



携帯・スマートフォンの出現で、
どんな時でも、
簡単にカメラ機能を使い、
記録をすることができますよね?

この機能を使って、
簡単に支援の手助けができます。

うちでよく使うのは、
作業のシーンです。

なかなか、口頭でお話ししても、
難しい、縫製作業をしているので、
実物を見せたほうが、
よりわかるのですが、
それを、写真に撮っておくことで、
その写真を見ながら、
ひとりで理解が進み、
作業の自立ができることがあります。

例えば、玉結び。
縫い物の最初にする部分です。

口頭とやって見せることでできるようになりますが、
忘れてしまう方もいらっしゃいます。
この糸の置き方が難しいようなのです。
そこで、実際にやっていただいている写真を撮っておきます。
ご本人の手元に置いておくことで、
それを見ながら、実施してもらうということです。

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また、どの場所にまち針を打つか、
写真で撮ってみて、
同じ作業の時の確認にします。

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と、このような使い方をしています。

作業だけでなく、
生活のシーンも、写真を撮って、
そのまま見せたりできますね。

写したあとはすぐにパソコンに取り込み、
紙に打ち出し、
ご本人の手元に置きます。

そうすることで、繰り返し行うような場合、
自立することができます。

どうしても、
口頭での指示を使ってしまう支援者が多いのです。

ちょっと携帯を出して、写真を撮って、
すぐに使うというのも
良いのではないでしょうか?

別な使い方として、
かたづけられた状態を写真に撮っておいて、
壁に貼っておけば、その通りにかたづけられることもあります。

さらに、お店でほしい物を写して、
あとでその写真を持って、ひとりでお買い物に行くこともできますね。

また、その日どんな洋服を来ていたかを記録しておくことで、
万が一行方不明になった時に、すぐに探せるツールにもなります。

自立のために、支援のために、
写真を日常の中に活用するのは、
ご本人いとっても私たちにとっても有効です。

ぜひぜひ活用していきましょう!

その際、ちょっと気をつけることを一つ。
自閉症の方だと、
他の映っているものが気になったりする場合もありますので、
できるだけ単体にしましょうね。

さて、携帯電話は支援をする際に、いろいろ役立つものです。
アプリなど使うこともありますが、
ちょっとしたシーンで使えるので、
支援現場での携帯・スマートフォンの使用については、
事業所ごとに約束も決めておいた方が良いかもしれませんね。
検討してみてくださいね。

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