「何もないのに、パニックになっているのです。
原因って、絶対にあるんですか?」
そういうふうに思われる支援者も多くいらっしゃいます。
私は、パニックには原因があると申しあげているからでしょう。
さて、パニックの原因ですが、
あなたは、何を想定していますか?
彼らの
嫌なこと、
困ったこと、
不安、
などなどの中に、
あなたが想定していない、
何らかの、
嫌なことや困ったことや不安になること
があるのです。
そこを支援者が気づかなければ、
「何もないのにパニックになった」と言う感覚になると思います。
たとえば、
気温かもしれない。
私たちに聞こえないくらいの音かもしれない。
そういう「私たちが気づかないなにか」というのは多くあるのです。
また、一番気づきにくいのは、
支援者自身の感情表現です。
私たちが言動を発する時に、表情が入ります。
その表情で、
彼らは不安になったりして
パニックになることもあると思ってください。
そして、過去にあったことが、
その方の心の中にあるのであれば、
それこそ、全く私たちには気づけないことかもしれません。
でも、原因になりやすいことです。
このように、
あなたの中で「原因」に何が含まれるかを
もっともっと広範囲に想定してください。
何もないところには、
パニックは起きません。
パニックになった時には、
何が原因かを見つけ出すことで、
支援する部分や仕方も変わってきますので、
広い範囲で多種の「なにか」に気づくようにしていきましょう。
ぜったいに何かある。
まず、そう思うことです。
そして、小さな何かに気づく支援者になりましょう。
もちろん、自分だけでは気づけない場合は、
他の支援者の力も借りましょう!
助かります。ヒントを、有り難う♪