様々な統計資料が出てきていますが、
下記資料を見ていました。
平成25年度 「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果報告書
施設の中で虐待ではないかと疑い、
通報回数が多いのは、神奈川ですね。(表21)
388件です。
一番少ないのは秋田県の4件です。
実際虐待と認められた数は、神奈川県が29件。(表28)
一方、秋田県が1件です。
5つの県にいたっては、虐待認定がゼロだそうです。
この数字を、
皆さんはどうご覧になりますか?
神奈川で29件も虐待が認められたということは、
多い数です。
発見数が多いから、ダメと決めつけるのは、
まだするべきではないと思っています。
「通報がない=虐待がない」とは言い切れないからです。
システムの面からも、
虐待を受けた側から通報しないと
受け取ってもらえないという
都市もあるようなお話を聞いたこともあります。
また、そこの地域には1か所しか施設がないので、
出るとその施設だとわかってしまうために、
このシステムに難があるところもあるそうです。
多ければ悪いのかというと、そうではなく、
少ないからいいのかというと、そうでもないこともわかります。
今は表出することが大事だとと思っています。
こういうことは、気持ちがその方向に向いた時に多くなります。
でも、それを一つ一つ解決していくことで、
減っていくのです。
これは、何のときもそうだと思っています。
多く出ることは、
これって虐待?と感じることができているのです。
と言うことは、支援の良しあしを考えようとしている状態です。
関心があるということですから、
違ったらどうしようと思わずに、
出せばいいと思うのです。
数字が少ないところは、
安心しすぎないことです。
これって虐待かな?と思う気持ちを持つことです。
事業所の中で起きている虐待の多くは身体的な虐待です。
次に心理的な虐待です。(表30)
ご本人が困っている状況を何とかしようと、
支援し、良かれと思ってやった結果、
虐待になってしまったケースが多々あるからです。
ですから、ここからは行き過ぎとなる部分を見つけることだと思うのです。
「気づける、見つけだせる、そして振り返られる」事業所になりましょう!