高齢知的障害の人への運動系プログラムでの視点


幼稚園の運動会で、
お父さんたちの徒競走。
左カーブの所で、
曲がろうとしても体がついていけずに
転んでしまう。

よくあるシーンです。

若いお父さんでも、
学生のころに走ったイメージと違い、
身体がついていかない。

こんなはずじゃなかったと、
ご本人は思うことでしょう。

さて、私たち支援者は、
彼らの体がどんなふうに、
年齢を重ねているかを
イメージしているでしょうか?

また、彼らも年齢に関係なく、
若い頃と同じように動いているような人も
多いのではないでしょうか?

支援者自身が、段々年齢が上になり、
動けなくなる中で、
かなり動くスポーツを、
プログラムとして
たった1日だけ入れてしまい、
そのために体を作る支援もなく、
ご本人も楽しいからとやってしまう。

運動会などが良い例でしょう。

年に1回の運動会を
高齢の人たちも、
楽しみに待っていますよね?

自分の体のことを
考えつつ、
参加しようと思っているわけではありません。

それに、自分の体が去年よりも
動かなくなっているのも
気にせず、
いつも通りに動いてしまう。

知的障害がある人は、
こういう人だということを、
支援者は理解しなければならないと思います。

体重も増えたり、
内臓疾患があったり、
日頃から運動不足で、
歩こうともせず、
自分からスポーツをしないような人が、
いきなりその日だけ、
走ることの危険性などは、
やはり考えるべきなのではないでしょうか?

しかも、彼らは、
疲労というのを感じにくい人もいるので、
筋肉痛さえも
わからないような人もいますし、
疲れたがわからず、
休むことさえしない人もいます。

日頃から、
身体が病気になった時の変化に
気づきにくいことも加味して、
支援者が、
ある程度でセーブしたり、プログラム自体を
高齢者向けに
考えるべきことなのです。

ご本人が元気そうに見えても、
年齢などを考え、
高齢の人が、このスポーツを
いきなりするだろうか?
と考えてみるべきです。

支援者自身のプログラムが、
まず、配慮が足りないことも多く、
提示したらやりたくなってしまう彼らに、
ストップをかけるようなことなのであれば、
最初から、
彼らもやることを想定して、
工夫をするべきだと思います。

彼らは、自分の体の変化に気づきにくいうえに、
自分の体の変化を訴えにくい人たちです。

特に病気を持っている人は、
薬も飲んでいるわけですから、
若い人がするのと同じように考えるのは
いかがなものでしょうか?

重度の人向けのプログラムはあるのでしょうけど、
そのイメージとは違い、
高齢者という視点を入れてみましょう。

楽しみたい彼らが、
高齢になって体が動きにくくなっても
できるような活動にしていきましょう!

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