施設の中で利用者の皆さんの
作業の内容を決めていくときや
地域の中での活動をしていくときに
地域ということをイメージしつつ、
行うことがあると思います。
地域の中で、
社会参加といったイメージをしつつ、
地域の人と関わることも
進めているのではないでしょうか?
その際の
キーワードは、
社会に役立つこと
そして、
利用者の皆さんができることを
考えているでしょうか?
障害があることを前面にだし、
障害がある人に接するのが、
当然なんだという印象で、
相手に対して、
課題を与えるような関わりの施設は
ありませんか?
障害がある利用者を
大切にしたい気持ちや
法律などに保護されて、
一般人が努力をするべきだというイメージを
持って行くと、
それは、
地域の皆さんにとっては、
嫌なイメージになっていきます。
人と接する時の基本は
なんでしょうか?
相手がだれであっても、
相手の感情を度外視すると、
関係性は成り立ちません。
人と人の関係は、
その人と関わりを持ちたい人が
その人の感情を思いつつ、
関わりを持つことなのだと思うのです。
と、なれば、
施設側が、
地域の人たちと関わりを持ちたいのであれば、
施設側が地域の人たちの事を思いつつ、
関わりを持つことなのです。
その際に、
私たちは、
地域の人たちの感情やニーズを
キャッチしていくべきなのです。
私たちは、これしかできませんという
ことを言いたくなるとは思いますが、
利用者の皆さんのできることに
目を向けてみませんか?
地域の人たちが困っていることを
解決していく施設であれば、
その施設は役立つ施設として
存在価値も高められるのです。
そして、それには、
利用者の皆さんも努力を
強いられることではありません。
利用者の皆さんの強みを
知っていますか?
利用者の皆さんの強みを活かした
活動や作業をすることで、
地域ニーズを解決できることに
気づいていますか?
私たちは、
私たちができることで、
地域の皆さんのニーズを
解決できることがあるのです。
作業にしても、
活動にしても、
「はた」を「らく」にする。
彼らの強みを、
地域の人たちは知りません。
でも、職員がこんなお手伝いができますよ!のスタンスで、
地域にとって必要な担い手となれます。
高齢者の多い団地にあるグループホームの利用者の人が、
清掃日に活躍をする。
パンを届けるサービスで、お家までお届けする。
商店が少ないところで、お弁当を販売している。
お店に来て、お話に花を咲かせるスペースがある。
会議ができるところがなく、施設の会議室を貸している。
お祭りを盛り上げている施設がある。
あなたの施設がある地域は
どんなところでしょう?
地域の中のお困りのことに
利用者の皆さんができる強みを
活かせるものがあります。
それは、
職員たちが地域に出ていくことです。
住人の人と話をすることです。
何が自分たちにできるのか?
何がお役にたてることなのか?
そんな視点で、
施設のカラーを出していくことです。
手順を間違えると、
地域の人たちには毛嫌いされる可能性もあります。
相手の感情に寄り添いつつ、
お手伝いを申し出てみましょう。
利用者の力も、
引き出すものです。
利用者の皆さんの力を大きく活かし、
コミュニティづくりの視点も持ちましょう!