個別支援計画:響きの良い言葉に酔うな!



知的障害がある人の支援計画を作る際など、
「やさしさ満載の響きの良い言葉」が
充満しています。

見せかけの「響きの良い言葉」を使って、
作った後で、
いざ支援が始まったら、
なんとなく、
その言葉のイメージだけで、
支援をするので、
ご本人にとっては、
何の利益にもならないような、
支援の日常が繰り広げられます。

しかも、それぞれの支援者にとっても、
それがどういう状態か、意味不明なので、
支援者同士にも、基準がありません。

もちろん、結果が見えてこないような状態で、
評価にもなりません。

たとえば、
「○○のときに声かけをする」
どんな「声かけ」でしょうか?
「○○」の部分も、あいまいさで
支援者によっても違いが出ることがあります。

「他の利用者と仲良く過ごす」
どんな状態が「仲良く」なのでしょうか?
そんなイメージもないのではないでしょうか?

「気持ちを大切にする」
「気持ち」も見えないし、
「大切」は、どういう状態でしょうか?

などなど、
突っ込みどころ満載の言葉たちが
羅列されていませんか?

中には響きのよい言葉だけではなく、
かっこつけたような難しい業界用語もありますが、
そちらも課題ですね。

それらの言葉を使って、
個別支援計画書などを作ると、
とっても良いことが書いてあるように思えて、
良い計画ができたな!と思われるようですが、
先ほども書きましたように、
支援すればするほど、
どういう支援をすれば、
その状態になるのかを
イメージできないのです。

やってるふり。
思いやってるふり。
大切にしているふり。

やはり、言葉に酔わずに、
自分たちの支援を
具体的な形で示しましょう!

言葉に酔って、
そのイメージで、
支援を開始して、
いざやってみて、
何のことかさっぱりわからないようであれば、
その言葉は、不適切だと言うことです。

特に支援計画に載っているなら、
結果を出さなければ!

では、その言葉たちの結果は、
どんな結果になるのか?

そして、評価ができるのか?

そこまで考えてください。

言葉に酔うのではなく、
ご本人にも、第三者にもわかるもので、
結果が出るプランを考えましょう!

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