ご本人の同意を得るためのプロセス



知的障害がある人の
支援をしていくときに、
基本的には、
ご本人の同意を得ることを
していきます。

でも、この「同意を得る」が、
うまくいっているかというと、
うまくいかないことのほうが
多くあるように見受けられるのです。

なぜかというと、
「いいですか?」と聞けば、
かなりの確率で、
「いいですよ」と
お返事をくださる人たちだからです。

このOKのサインが、
「同意を得た」と決めつけてしまうのは、
実は危険なことだと思っています。

ですから、
ご本人がOKしたことを
本当にそれでよいのかと考えることもまた、
必要なのです。

でも、そんなことを言っていたら、
どこまで行っても、同意とは
みなされないのではないかと
不安になると思いますので、
こんな方法をご提案します。

とりあえず、
提案をしますよね?
その時に、
彼らが同意をしてくれます。

取り合えず、
その方法でやってみましょう。

ここで重要なのは、
とりあえずです。

やっているときに、
私たち支援者が、
間違ってはいけないのは、
同意をしたから、
やり続けてよいのだという
傲慢さです。

中には、同意をしても、
やっぱり違ったと思う人もいるのです。
これは当然のことですよね?
なぜなら、わからなくて
同意をしてしまっている人が
いるからです。

そんな人に対して、
「あなた同意をしましたよね?」
と思ってしまうことは、
支援者のしてはいけないことです。

話しを戻しますが、
同意を得て、その支援をして、
その間に、表情や、
参加の仕方などから、
ご本人たちが、
どんな気持ちなのかを
探ります。

そのうえで、
もう一度聞きましょう。

同意を得られるのか、
どれとも得られないのかを。

彼らは、経験してみないと、
理解しないこともありますので、
初回の同意を得た後に、
経験して、
どう考えたか、
どんな気持ちだったかを
確認をすることなのです。

その時には、
初回の同意確認の時よりも、
リアルに想像もつき、
意味が解るでしょうから、
「○○の支援をしているけど、
このまま続けていいのか、
それとも、
別な方法がいいのか、
それともやめたほうが
良いのか、どうしましょう?」
という意味合いで
確認をしていくことです。

そこで確認をしたことで、
支援をしていきます。

最初の同意は
「同意(仮)」のようなものです。

このように、やってみて、
確認して、
そして、変更をしつつ、
また支援をしてみる。

いわゆる品質管理でいうところの
PDCAサイクルです。

この手続きは、
毎日の支援の中でも、
よく使う方法として、
位置づけたほうが
良いと思っています。

例えば、
どこかに行くことでも、
何かの作業をすることでもそうです。

同意を得た後に、
「本当にこの仕事で良いのか」とか、
「他の仕事もありますよ」と聞いてみるとか、
行きたい外出先を聞いても、
「もう一度聞きますが」と
別な機会に聞いてみることも含め、
一旦は、その気持ちなのを仮確認して、
そのあとに
本確認する。

同意というものは、
私たちもそうですが、
気持ちって変わりますし、
やってみて、「あー失敗した」と
思うこともあります。

ですから、そんなことも
付け加えても良いのです。
「やって嫌だったら、嫌だと言ってください」と、
具体的に示すことで、
「嫌だ」も言いやすくなります。

意思表示ができるのであれば、
手をあげるだけでもよいですし、
何等かも方法で、
NOを表現してよいことを、
常々、相手に伝えていくことです。

この日常的なことは、
実は基礎であり、
個別支援計画のモニタリングや評価も、
この手法なのです。

やってみて、
この支援で良いのかをご本人に問い、
変更をしてみたり、
そのまま続けたり、
やめてみたり。

個別支援計画となると、
大きくとらえるかもしれませんが、
日常の集大成ですから、
私たち支援者は、
常日頃から、
彼らの意思を伺い、
その意思のもと、
支援方法の方向性を決めていくのです。

意思の確認をしましょう。
日ごろの支援の時に。

仮同意からの本同意。
もちろん、仮同意は、
1回とも限りません。

同意のプロセスに
なれていきましょう!

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