簡単・代用のアイデアで自立を目指そう



知的障害がある人にとって、
何をするにしても、
むずかしかったり、
時間がかかるものだったり、
そういうものは、
難しいことがあります。

部分ではなく、
全体をみてしまうと
難しいと思ってしまうことも
また同じです。

彼らにとって、
簡単で、
わかりやすくて、
時間かからず、
覚えられて、
というもののほうが、
とっつきやすいのは確かです。

私たちは、
何かをする時に、
ひとつの方法しか思い浮かばないと、
その方法に固執してしまいがちで、
その「一つの方法」は、
彼らにとっては、
非常に困難なものであれば、
自分でしようとも思わない結果に
なってしまいます。

そこで、
私たちは彼らにできるように、
自分自身が、
自分の殻から抜け出して、
方法や経路・工程などを
考えることができるとよいと思います。

例えば、
ボタンをはめることができないと、
なるべくボタンのある服を着せて、
練習あるのみ!と思ってしまうことがあります。

そこは、ボタンじゃなくても
着ることができる洋服を
思い出せることが大事なのです。

そして、ボタンができないと判断できたときに、
ボタンなしの洋服を自分で着ることが
できるようになっていれば、
着替えができるということになります。

また、
数を数えられない人でも、
何度も数える練習をするばかりではなく、
治具を使って数えるという方法を
支援者が思い出すことから、
始まっていくのです。

この、簡単で代用できるものを
使いこなすことで、
自立できることが増えていきます。

でも、彼らだけで代用できるものを
考えるには
困難がある場合もありますので、
支援者が考えられた方がよいのです。

もちろん、そういうアイデアが
出ない支援者もいます。

その時には、あなた自身が
誰かを頼ることです。

自分では無理なことは
誰にでもあることです。
だから、人を頼ることです。

結果、困難性を持っていた人が、
やりやすくなったり、
考えやすくなったりすることが、
重要です。

野菜は包丁で切らなければならないのではなく、
キッチンばさみでもいいですし、
てでちぎったっていいのです。
さらに、手を抜きたいときは、
コンビニでお弁当を買ってくるイメージです。

何でもかんでも、
その人がやるのではなく、
いわゆる手抜きコースで、
ことが滞りなく進めばよいと思いませんか?

これができなければ、
就職できないとか、
これができなければ、
グループホームに入れない
といったことは、
案外何かで代用ができたりもします。

まずは、目の前の困難な出来事を
回避できるアイデアを持ちましょう。

道はひとつではないことを、
確認しましょう。

彼らの力でできることが増え、
「障害」が、軽くなるよう、
みんなで知恵を出し合いましょう。

ご本人が、長い時間をかけて
できるようになるより、
代用することでの
「簡単自立」も
視野に入れていきましょう!

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