指示通りに作業をするための5つの視点



作業は、支援者や上司などの、
指示の通りにやっていくことが
基本となります。

もちろん、そのあと応用となり、
自分で判断しておこなうことも
できるようになる人もいます。
最初から応用ではありません。
基本ができて応用となります。

さて、まずするべき「基本」が、
うまくいかないことがあります。

指示を理解できていない
指示の先を見越してやろうとする
できると言ってできない
など、
やっているそばから、
間違いを発生させ、
不良を作ったり、
作業の流れを
ストップさせてしまうわけです。

結果的には、
彼らが怒られることになり、
やり直しをしたり、
取引業者に、
連絡をする場合も出てきます。

さて、こういった、
指示通りではないことを
してしまう彼らは、
何故、指示通りに
しなかったのでしょうか?

そこに、支援者側の支援の
落とし穴があります。

支援者がもう少し
違った支援をしていれば、
彼らはあなたの指示通りに
することができるのです。

5つの視点で、
自分自身の支援の仕方を
確認しましょう!

1.支援者の言っていることが理解できなかった場合

これは、明らかに支援者が
伝えたことを
伝わったのか、確認をして
いないことによります。

支援者の言葉で話していると、
彼らにはわからないこともあります。
ですから、こちらからの指示が
伝わったかどうか、
ご本人の言葉で
再度言っていただくなどの
方法を取りましょう。

また、支援者が言葉だけで
伝えている場合に、
伝わりにくいこともあります。
指示書やマニュアルなど見せたり、
絵にかいたり写真を使ったりと、
工夫をして、視覚でわかるものがあると、
より理解します。

「はい」
「わかりました」

などの返事の真意はどうでしょうか?
支援者に良かれと思って
言っている場合もあります。

「はい」や「わかりました」ではなく、
より具体的に、
どう分かったのかを
ご本人の言葉で、
話していただくほうが
わかっていただけますし、
理解していない部分の
確認にもなります。

2.その作業の先の工程を支援者が話してしまった場合

これは、全体像を話してしまうことで、
その次までやろうとしてしまう人です。

これは、良かれと思ってやっています。
でも、その時に
間違ってしまったりするわけです。

ですから、工程を部分部分で話す方が、
こういう方には良いと思います。

もちろん、全体を話す必要が
ある場合もありますよね?
そのような時は、
ここまで終わったら、
職員に報告をするなどの
約束の取り決めを
したいところです。

また、ここまでと分かっていても、
そのあとまでやりたいときは
自ら声をかけるなど、
約束することで防げる場合もあります。

ひとりで、やってよいこと、
やってはいけないこと、
支援者に連絡すべきことを
明確にするべきです。

もちろん、
不良を作らないためなど、
理由も説明しましょう。

3.支援者があいまいな言葉を使いすぎた場合

指示語やあいまいな言葉が多いことで、
解釈の違いによる間違いがあります。
支援者がより具体的な
指示をするべきです。

支援者の頭で、
何を思い描いているのかが、
彼らには、わかりませんので、
言葉の変更を努力してください。

数量などは特に、
具体的にしてください。
「ちょっとやったら、
次の工程をやりましょう」
など言っても、彼らは、
延々とやっている場合もあります。
これでは、作業の流れが変わり、
全体に影響することもあります。

5分だけとか、10個やったらなど、
具体的にお話しください。

4、本当は、できない仕事だった場合

その人のできる範囲を超えていた場合です。
聞くと「できる」という人もいます。
でも、実際にはできないわけです。
できると言ったその人にしていただく際に、
最初どういう様子かを観察するべきです。

その観察している間に、
できないを把握したら、
できない部分に
どのように支援を入れるかや、
作業そのものを
その人にしていただかないように
することもあります。

できることなのか、
どうやったらできるのか、
それともできないのか、
見極めていきましょう。

その際、環境は重要です。
彼らにとって、
どういう環境が良いのかを把握して、
仕事の邪魔になるものは
省いていきたいところです。
またその日の体調にもよります。

机やいすの高さなども気にかけましょう。
環境によってできないのであれば、
支援はご本人だけではなく、
周りに対しても支援が必要となります。

「できるって言ったでしょ!」
などといっても、無駄です。
その時はできると思ったから
言ったのだと思いましょう。
彼らはうそをついてると思わないことです。

5.忘れてしまう人の場合

覚えようとしているのに
忘れてしまう人です。
関心がなく、
覚えない人もいますね。

その人が忘れてしまう人の場合には、
作業をする際に確認が必要です。
午前と午後に確認するべき人もいますし、
休み明けは全く覚えていない人もいますから、
その人に合わせて、
確認をしてください。

長く同じ作業をすることで
だんだんに覚えていく場合もあります。
習得に時間がかかる人は
1年単位で見たほうが
良い人もいます。
支援者も気を長く、
お付き合いしていくとよいと思います。

覚えていますか?
と話す事で、
思い出そうとする人もいます。
その積み重ねで、
だんだん自分のものに
できることもあります。

覚えていたときには「そうですね」と、
覚えていたことを確認し、
覚えていない時はいつもと同じように
感情的にならず、
方法を教えましょう。

さて、これらのような視点を持てば、
支援者の配慮により、
彼らは、間違わずに
できるようになることが増えます。

間違ったのは、
彼らの障害を理解していなかった
私たち支援者側の認識によるわけです。

ひとりひとり違いますから、
作業を指示通りにすることを基本とし、
その後、応用力につなげるためにも、
まず基本ができるように、
ご自分の支援を見直しましょう!

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