間違いを謝ることが解決ではない



知的障害や自閉症の人が、
何か間違ったことをした時に、
私たち支援者が、注目するべきなのは、
きちんと謝れるか?
の部分よりも、
なぜ、間違ったのだろうか?
という部分。

そして、さらには、
どのように支援をしたら、
間違わないだろうか?
という部分。

きちんと謝られると、
支援者の気分はいいと思うのですが、
そのために、
彼らは、支援者のための謝り方に
終始してしまい、
彼らには、
改善の気持ちはないことが多いのです。

謝って怒られなければ、
その場をやり過ごすことができるので、
良かったという気持ちは残ります。
でも、解決できていないので、
また同じようなことを
繰り返す可能性が多くなります。

支援者が見なければならないのは、
その間違いは、どういう時に起きたのだろう?
どこを、改善(支援)すれば、
もう間違わないのだろう?
という視点です。

間違った彼らにも、
そこを意識していただきたいので、
どういう状況だったのかは、
確認をしましょう。

謝ることに必死で、
もうその時の記憶が
なくなっているかもしれませんので、
私たち支援者は、
声を荒立てるなど、
怒るという方法を避けたほうがよいですね。

怒れば、直るものではないのです。

必要なのは、
情報としての間違った理由や状況と、
これから間違わないための方法です。

間違わないための方法は、
私たちの支援の部分です。

つまりは、私たちの支援のしどころを
見つけてくれたということなんですよね。

間違い発見は、支援のスタートです。
一緒に考え、次に間違わないように
つなげていきたいと思うのです。

謝られただけでは、ことが解決ではないので、
視点を変えて、支援をしていきましょう!

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