知的障害者支援者は短気の方がいい?



釣りをしたことがありますか?
私も何回かしたことがあります。

実は、私は誤解をしていました。

趣味で魚を釣る人って、
のんびり屋さんが多いと思っていたのです。

いつ来るかわからない相手に、
日がな一日、お付き合いできるくらい、
時間もあって、
のんびり構えることができる人だと思っていました。

もちろんそういう人も
いらっしゃるかもしれませんが、
そうじゃない人も多いようです。

どういうことかというと、
釣るための工夫をする人。

いわれてみれば、そうですよ。

簡単につれて、
しかもたくさん釣れた方が面白い訳で、
釣れない海や川を
のんびり見ているのが
趣味ではないのですから。

そこで、釣れる工夫をするわけです。
エサとか、釣り針の太さとか、
釣る時間や場所や・・・
いろいろ、工夫をする人なんだそうです。

別な言い方をすれば、
短気な方。

短気ゆえ、
釣れないことに
納得がいかないから、
工夫して、
釣れたら、
よろこび、また工夫する。

短気だからと魚や道具や自然に怒っても、
意味がない訳で、
自分自身の思考と技の変化にかかっているわけです。

この「短気」という人の気質。

障害者支援者には、
短気が役に立つのでしょうか?

短期というのイメージが悪いですよね?
怒りっぽいイメージ。

そういう支援者は、
自分ができないことを
相手のせいにばかりして、
自分の方を棚に上げて、
障害がある人が、悪いように言っていますよね?

でも、魚釣りの方のように、
自分ができないことがあった場合、
短気のホコ先を自分自身に向け、
怒ったり、自暴自棄になるのではなく、
何とかしたいと思えば、
支援技術の向上を
望めるのではないかという
仮説が成り立ちます。

支援は、私たち自身の工夫が大事なのです。

自分自身の支援スキルが、
相手にとって悪い状態であった時に、
のんびり待って、時がたてば
解決するということではないのです。

短気になれとは言いませんが、
自分の技術はこれでいいのか?と
常々問い直せる支援者になりたいものです。

支援の成功を獲得するための
新しいスキルの工夫ができるはずです。
決して時間をやり過ごすような、
支援をする支援者にはなりたくないものです。

目の前にいる彼らにあった
支援を産みだす工夫は、
時間があればできるというものでもないです。

時間があれば後回しにもなってしまいます。

彼らも、困っている状態に
訴えもしてこない可能性もありますから、
少し自分自身が、短気気質になって、
工夫し、
目の前にいる支援が必要な人に、
いろいろと試してみることです。

試さずやり過ごし、
そのことが風景とならぬよう。
ちょっと魚釣りの人たちを想いうかべて、
ご自身の支援を見直してみませんか?

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