悪い支援内容の職場に入職したら



新人で入った事業所で、
新しく担当する利用者の皆さんに
どんな支援をしていこうか?
と思われている方も多いと思います。

でも、きっと、
先輩のやっているものを
見てもらい、
そこに対して、細かい指示があり、
徐々になれていこうというパターンの
接し方になると思います。

この時、
先輩のやっていることが、
良い支援であればよいのですが、
そうでない場合もあります。
そういう時に困るのは、
それを真似しないといけないのか?
と言うこと。

面と向かって、
その支援はよくないとは言えないでしょうし、
かといって真似はしたくない。

さあ、どうしましょうか?

こんなことは、
それこそ誰にも聞くことはできませんし。

真似はしたくない。
でも、同じようにはやりたくない。

真似をしなければ、
先輩にどう思われるだろうか?

せっかく入った職場で、
嫌われたくない。

利用者に、
つらい支援はしたくない。

あーーー
どうすればいいのだ!

という感じでしょうか?

さらには、
入ったばかりだろうけど、
やめちゃおうか???
などと、悪魔もささやき始めます。

自問自答!
葛藤!

はい。
落ち着いてください。

こういうシーンは、いくらでも
あります。
これから、先、いくらでも出てきます。
そのなかで、あなたはやって行くことができますし、
あなたが、やめてしまったら、
利用者の方は、良い支援を受けられませんから。

こういうことに出会った時は、
二つのポイントで考えることです。

1.
利用者のことを思い続け、
自分がこの事業所で働くのだと思えるための
自分だけのシステムを作る。

システムというと大ごとのようですが、
あなただけにわかるものでOKです。

つまりは、思い出すことができること。
そして、自分ができることだけやるということです。

利用者が後回しになり、
先輩を大事に思っているのは、
よくありませんから、
ここを思えることは、
やはり重要なのです。

2.
先輩の行動には、絶対に疑問を持ちながらも。
だめな行動をしている先輩と
一緒に仕事をする術を身につける。
そのあと改善。

これは、
人それぞれ、
違いますから、
一概に言えないのですが、
本当は、一番いいのは、
自分はそう思っていないと
言ってしまう事なんですけどね。
反発があっても、
気にしなければいいという意味で、
これは手っ取り早いのです。

また、
「どうしてそういう支援をしているのか」と聞くことです。
そこからヒントが出てくることがありますから。

先輩の思いは、良き障害者支援をしている気持ちかもしれませんし、
何かの理由で、そういう行動をしているときもあります。

全てを否定しすぎず、
まずは確認してからでも遅くはないのです。

そして、
こんな先輩に、
対応するためには、どうやればいいのか?

と自分に質問をしてください。

この手の質問は、
いろいろな場面で、
これから大いに役立ちます。

相手は、良いと思ってやっていますから、
行動自体が変わらない訳で、
その変わらない相手と一緒に仕事をするのに、
どうやったら自分の考える支援ができるだろうか?と、
自分に対して質問をすることなのです。

そうすると、
あんなアイデアどうだろう?
こんなアイデアどうだろう?
と、アイデアが出てきますので、
その中で、何かをためしてみることです。

一番よくないのは、悪口だけ言っていて、
何の改善もできずにいることです。

まずは利用者に良き支援をするのだと思うこと。
また、自分に対して、
どう行動するかを質問することです。

この二つを、
様々な場面で使ってみてください。

解決していく日は早くなります。

悪い見本の先輩を真似したり、
先輩にへつらうことが近道ではありません。

辞めて、他の法人に移ったとしても、
また同じような先輩がいるかもしれません。

今いるところで先輩のやっている意味を理解し、
先輩を改善できるようにすることが、
あなたのしたい障害者支援をする近道です。

もちろん、先輩でもいいところもありますから、
一緒にやれることもありますし、
同じ方向を見ていることに
気づくことができたら、
最強のコンビになるかもしれません。

見た目だけで判断せず、
話ができる関係性になっていくことです。

応援しています。

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