自閉症の方の支援は、
何か問題が起きたから、
どうしようかと考えて、
支援が始まることの方が多いのかもしれません。
その際に、どうしていいかがわからず、
わらをもすがる思いので、
何の方法でもいいからと、
積極的になる方もいると思いますが、
大体の方は、
そんな方法で、
うまくいくの?
という疑いの感覚を
お持ちになるのではないかと思うのです。
信じられないものを、
支援者がやるということは、
やはり、成功しない確率が高くなるのです。
それこそ、ダメもとでやる!
と決めるしかありません。
自分はそういう意味でやって、
成功の数を増やしていったのですが、
チャレンジするごとに
常にダメもとでした。
ダメもとといっても、
一応スケジュールや環境設定など、
スキルに応じてやっています。
その基礎は知るべきだと思います。
その何を使うかは、
その自閉症の方次第なのです。
どのやり方がその自閉症の方に
マッチしているかは、
やってみないとわかりません。
それに、起きた問題を解決するツールとしては、
これでいいの?というくらい
全くかけ離れているように
見えるものだからです。
例えば、パニックを起こす人に、
冶具が必要だったり、
別な人の場合は、
○と×のカレンダーだったりと、
その方に何が必要なことなのかが
最初はわからないということです。
また、無断外出をする人に、
スケジュール化が有効だったりもします。
でも、スケジュールといっても、
絵なのか、文字なのか、
どの部分についてのスケジュールなのか、
1日なのか、1週間なのか、1年なのかと、
範囲も様々です。
ですから、基礎的なスキルを
組み合わせるのですが、
ダメもとで始めるということです。
ダメもとで初めて、
失敗だったら変更する。
うまく行ったらそのまま続ける。
その繰り返しです。
ですから、最初にもお話ししましたが、
疑いたくもなると思うのですが、
だから、やらないのではなく、
解決したければ、
何かをチャレンジするしかないのです。
チャレンジしなければ、
今起きている課題はなくなりません。
まず、ブレーキを外して、
チャレンジして行く姿勢が大事だと思います。
そして、そのうち正解が出るよ!
という感覚で、支援をしていきましょう!