障害者虐待:他害になる前に



神奈川・横浜市の障害者入所施設で、
虐待事件がありました。

「男性が誕生会から部屋に戻らなかったため、
帰るように促したところ、
顔にひじ打ちをされた。
カッとなって顔を踏んでしまった」

その職員の話だそうです。

他害がきっかけによる職員の暴力です。

ありうる話です。

ものすごく具体的に
表現してくれたなぁと、
思いましたよ。

この職員の気持ちがわかるよーと
言いたい方も多いのではないでしょうか?

それくらい、
他害行為により、
まわりにいる人たちは怪我をしていますし、
中には死の恐怖さえ感じる人もいます。

他害された時に、かーとなって、
暴力に発展する前に、
「これをしたら、虐待になる」と、
自分自身に歯止めをきかせて欲しいと思うのです。

なんで、俺が殴られなきゃならないの?
こういうやつは、痛めつけないとわからない!
だから同じように殴ってやる!
痛みがわかれば、これからやらなくなると思う。

そんな、間違った解釈で
利用者に暴力を振るっている人が多いからです。
そして、他害をした人に暴力を振るっても、
その人の他害はなくならないのです。

あなたが他害を受け、
暴力をふるってしまうという関係性は、
だれでもしてしまう可能性があるので、
他害になる前にポイントがあるのです。

他害がなくなれば、暴力がなくなるわけですから、
他害をなくせばよいのです。

じゃあ、
他害を減らすためには?
なぜ他害が起きたのか?
という視点に立ちましょう。

ここに
「障害」があるということです。

横浜の事例で言えば、
「男性が誕生会から部屋に戻らなかったため、
帰るように促したところ」
とあります。

誕生会の行事や
そのあと部屋に戻るように促したあたりに
何かがあったようです。

職員が促して、
その利用者が行動に
移せなかったということで、
支援がうまく行っていないのも
わかります。

うまく、促せれば
他害にもつながらなかったとすれば、
促し方のスキルが必要ですし、
その前に何かがあって、
部屋に帰りたくない心境に
なるくらいであったのであれば、
その前のプログラムの話になりますね。

どこかに支援上の課題があって、
その方が、パニックになって
他害してしまったようなので、
原因はあるということになります。

原因をつかみ、
その方が他害をすることが
無いような支援に
目を向け、
職員による虐待につながらないように
事業所として考えていきましょう!

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