自分の放つ言葉で自分を追いやっていないか?



知的障害者支援者の
多くの傾向としてあるのは、
プラス方向の思考より、
マイナス思考の方向。

悩みも多くなり、
負のスパイラスの中で、
自分を苦しめる人もいますし、
チームの仲間とも
うまくいかなくなることがあります。

「すみません」の言葉を連発したり、
自分を低く評価して、
もっと頑張らなければと
自分に言い聞かせ、
いつまでたっても自分の成長を
認めない人もいます。

どうせだめなんだ。
自分はできないから仕方がない。
しょうがないんだよ。
無理だよね。
迷惑かけないようにしないと。

と、自分を慰めているつもりかもしれませんが、
そんな自分をねぎらっているつもりの言葉も
マイナス思考の言葉ばかりで、
結局自分をいじめていることに
気づいていないようです。

言葉は、
何度も繰り返して言っていると、
脳内に蓄積して、
覚えてしまいます。

そして、別な思考が出にくくなります。

マイナスの言葉を、
自分に対して、
浴びせている状態になり、
その痛みに
自分自身がやられてしまうのです。

そこに自分で気づかないため、
謙虚な自分と思い込んだり、
そんな自分が正しいのだと思い込むのです。

言葉というものは、
おもしろいもので、
その言葉を発すると、
そっちの方向に行動が移っていきます。

「やろう」と思えばやります。
「やらない」と思えば、やりません。

「行こう」と思えば行くし、
「好き」って思えば好きが続く。

でも、ふとした瞬間に、
反対方向の言葉を思い浮かべれば、
そちらに行けるのもまた、
事実なのです。

「好きって言っていたけど、
本当は嫌いだったんじゃない?」

「欲しいと思っていたけど、
やっぱりいらない」

こういう瞬間が誰にでもあります。

このように、言葉を考えることは、
自分の行動をそっち方向に
向かせるものなのです。

そこに気づいていないから、
簡単に言葉を発しているのです。

学生の時、暗記物の学びの時は何度も繰り返し
頭の中でそのものを思い出したり、
言葉に出したり書いたりしましたよね?

それと同じ原理です。
覚えたいものはそうしているのにもかかわらず、
それと同じように、
自分でマイナスの気落ちをとどめる方向に
自分自身を行動させている人が多いのです。

ですから、言葉は選ぶべきなのです。

何でできないのだろう?
という思考パターンの人は、
できるには何をしたらよいか?
と考える癖をつけましょう。

もちろん、その前に、
「できる」という言葉を繰り返すことかもしれません。

「難しいよ」と思っていたら、
「難しくないところがあるか探そう」
かもしれません。

「病は気から」などという言葉もありますから、
何かに左右されない
自分になれるかもしれません。

今まで思うことが多かったフレーズの
反対の言葉を頭に描くことで、
解決がしやすくなります。

今、マイナス方向の言葉を多く持っている人は、
プラス方向の言葉を言っている人を
見本にしましょう。

あの人なんで前向きなんだろう?
と思う行動をする人の言葉は、
きっとそういう行動をさせるような言葉です。

あなたの周りにそういう人がいませんか?
TVの中の人でも、
本の中の人でも、
ちょっとまねをしてみることで、
あなたのマイナス方向の思考の形を崩しましょう。

できないのではなく、
自分の言葉に支配され、
やる機会を失っているだけかもしれません。

自分の言葉を見直しましょう。
自分を今の状態にしているは
自分の言葉かもしれません。

放つ言葉を選び、
自分を苦しめないことを
意識していきましょう!