原因は、助ける気持ちで多方面から探る



パニックになるとか、
お友達と喧嘩をするとか、
ケガをさせたということとか。

仕事をしないとか、
遊んでばかりいるとか、
ご飯を食べないとか。

なんでもそうですが、
人は行動をするときに、
何かの原因があるのです。

それは、その人の頭の中で
考えたことですから、
支援者のあなたには何の原因かは
全くわからないでしょう。

かといって、
原因がわからなければ、
どこをどう支援していいのかがわからない。

ですから、
支援者の皆さんは、
それなりの理由を考えるのです。
でも、考えただけでは、行動は改善されず、
やっぱりどうしてよいかわからないようです。

そして、
どうしたらなくなるでしょうか?
どうやって支援したら改善されますか?と、
法人に、お問い合わせがあるのです。

そこで、

本当にそれがその行動の理由でしょうか?
他の場面では同じようなことはなかったですか?

などと、
いろいろ質問をさせていただくと、
この原因と思っているのは、
先輩(同僚・上司)にそういわれたのです。
となることも多くあります。

また、そのような質問によって、
もう一度考えてみると、
違う理由が見えて来たりするようです。

人に言われた理由や、
これと思って考えついた理由が、
本当にそうなのか、
検証をしてみないとなりません。

あなたの目でみて、
あなたの人生経験を
思い起こしたり、
他の人でこんなことはなかったかな?
と考えてみたり、
いろいろな視点から、
そのことを見ることです。

その際、
いけないことをしているという観点で見るのではなく、
まずはフラットな気持ちで、
何でこんなことになったのだろうなぁと
思えるような
気持ちが大事です。

犯人の動機を探るような
観点ではなく、
弁護士の擁護したい・助けたいというような
気持ちのような観点で、
みてはいかがでしょう?
何かに困っていたのかもしれません。

一番近くにいるあなたが、
利用者の本当の声を聴き、
原因を見つけてほしいのです。

原因がわかれば、
そこへの支援方法を考えやすくなるので、
解決は早まりますよ。