ある喫茶店で、
向かい合って座った親子。
テーブルの上にあるものを
子供(2~3歳くらい?)が投げてしまったら、
お母さんがすぐに平手でほおを叩いたのです。
当然、子供は泣きだし、
さらに、別なものをつかみ投げたら、
他のお客さんにあたってしまいました。
すると、また母親が、
そのお客さんに謝り、
その子の手をピシャッと叩きました。
今度は、
その子が椅子の上に立ち上がり、
身を乗り出して、
お母さんを叩き出しました。
この悪循環。
やったらやり返す。
叩かれたら叩き返す。
まだ小さいのに、
もう、こういう行動パターンに入っています。
叩く親は、叩くことでの子育てしか知らない。
叩かない親は、叩かないで子育てする方法を知っている。
これだけの差。
子育てに、なにか、基準があるようにも思うのです。
その親が、どこに基準を置いているのかということ。
ちゃんとできて当たり前という基準なら、
できないことに対して、叱るという子育てになる。
できなくて当たり前という基準なら、
できたときにほめるという子育てになる。
自分の「普通の子供は」と考えている基準が高いと、
それは、うちの子はダメ!ということにつながりそうだし、
自分の「普通の子供は」と考えている基準が低いと、
うちの子すごいんだよ!につながるのかなぁ。
怒ってばかりのあなたは、
基準を下げていいと思うのです。
あなたの「普通の子供は」という基準が下がれば、
もっとあなたに余裕ができます。
さて、
子供は、大人になった時に、
親にされたことは、
ものすごくおぼえてますよね?
あなたもそうだと思うのです。
親に怒られてばかりだったなぁ。
なのか、
親に怒られたことないなぁ。
なのか。
子供にどう思われるだろうか?
あなたの子育て。
だからこそ、「基準」から考えてみませんか?