汚れがわからない方への支援



身体
洋服
歯ブラシ
コップ
テーブル

などなど、
知的障害がある彼らは、
汚れているのが、よくわからない方が多いですね。

工具

調理道具

などの、
作業道具は、それなりに、
汚れがわかりやすいかもしれないですが、
ぬるぬるしたものという感覚も必要ですね。
100%落とせるのでしょうか?

そして、

部屋のように
ほこり等、目に見えるものがあれば、
それをなくすということで
さらにわかりやすいですけどね。

このように「汚れ」というものに、
彼らは、よくわかっていない場合があります。

私たちは、情報によって、
汚れていることの弊害を知っています。
でも、彼らは意味がわからずやっていることもあると思います。

かといって、意味がわかれば、
私たちが思うような汚れへの関心が出るかというと
そうではない場合も多いと思います。

ですから、
理論の理解よりも、
こうしてくださいというマニュアル。

たとえば、手を洗うことも
インターネットや保健所などから、
手の洗い方マニュアルが入手できますよね?

指の間も洗う意味があるわけです。

こういったものや映像を準備して、
一緒に洗って、体で覚えて、見えない汚れを
意識しなくて落とせるようにしたいものです。

ぬるぬるのような目に見えないけど、
感覚が感じ取られるようなものは、
キュッキュッと音がしたらOKというような
教え方もありだと思います。

洋服なら、毎日取り替えるという形でもいいと思いますね。
(なにしろ、味噌汁こぼしても形跡なくなり、わからない場合があります)
汚れが見えないどころか、においもわからない可能性もありますからね。

「ちゃんと洗って」
「きちんと洗って」

支援者はそういいたくなってしまいますが、
それでは、意図が通じません。

きめ細やかな支援が求められる部分です。
ちょっと今までより、関心を持って
支援をしてみましょう。

ちなみに、
指輪をしたり、
ネイル(小物がついている)・長いつめの
支援者の方がいますが、
手を洗う介助が必要な場合は、
やめたほうがいいと思っています。

ケガの誘発やその部分に雑菌もたまりやすいからです。
また、あなた自身がけがをすることにもなります。

ご配慮をお願いします。